独立行政法人
家畜改良センター

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています

家畜改良センターについて

理事長からのメッセージ

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家畜改良センターは、国の行政活動のうち畜産分野の必要かつ実践的業務を行う「独立行政法人」です。具体的には、家畜や家きんの能力を高める遺伝的改良と増殖を行い、種畜(乳用牛、肉用牛、豚など)、種きん(肉用鶏、卵用鶏)、あるいは飼料作物の種苗等を団体等へ供給しています。また、新たな飼養管理法や、遺伝子解析や生物工学的手法、先端工学技術など各種の畜産新技術を実践的に応用しながら、同時に普及活動も行っています。さらに、牛肉の小売り段階でも見られる牛の個体識別台帳(データベース)等の情報を提供するなど、縁の下の力持ち的な役割で、目立たない存在ではありますが、我が国の畜産振興に重要な役割を果たしています。

現在実施中の課題は、農林水産大臣から示された中期目標に従い5年計画で、①全国的な家畜改良のための遺伝的能力評価の実施及び家畜の飼養管理や家畜防疫・衛生管理に係る情報提供、②多様な消費者ニーズに対応した畜産物を生産するための優良な種畜等の生産・供給、③我が国の多様な気候に適した飼料作物の優良な国内育成品種の増殖、④家畜改良センターが行う家畜の改良等や行政課題と密接に関係する調査・研究、⑤家畜改良増殖法や種苗法等の関係法令に基づく立入検査等や牛個体識別台帳の記録・保存等に取り組んでいます。

以前から、輸入畜産物が年々増加してゆく中で、さらに最近、日EU経済連携協定やTPP11に係る合意がなされるなど、畜産を巡る国際情勢は急速に変化しています。一方、食料自給率に占める国産畜産物の重要性や、地域における畜産業の大切さが再認識されているのみならず、わが国畜産物の輸出への貢献も期待されています。このため、当センターにおきましても、農林水産省はもとより都道府県、関係団体、大学、民間等と連携を図りつつ、各種プロジェクトにも参画し、搾乳ロボット等の省力化機械やICT技術を活用した家畜の飼養管理技術や牧草生産の省力化・自動化技術、食肉の高品質化技術、豚の先進的な繁殖技術の開発・普及等にも取り組んでいるところです。

家畜改良センターは、国民の豊かで安全・安心な食生活の確保のため、今後も我が国畜産の発展に貢献したいと考えております。そのため、保有する多様な人材、家畜、技術等を最大限に活用して、国内畜産の生産基盤強化に向けた全国的な家畜改良や飼養管理の改善、優良飼料作物の増殖、技術の開発・普及等に一層の努力を続けて参りますので、引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。


平成29年12月
独立行政法人家畜改良センター理事長
入江  正和
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