ひよこの育て方

 家畜改良センター兵庫牧場では肉用鶏の育種改良を行っており、育種改良した鶏を配布しています。ここでは、開放鶏舎(オープン鶏舎)・ガスブルーダーでのひよこの育て方について紹介します。

温度

 ふ化したばかりのひよこは、環境温度に対応した体温調節が十分に出来ないため、最初の温度管理が特に重要です。温度が低いと育成率が低下するだけでなく、良いひよこが育ちません。また、ひよこがある程度成長してからでも隅に集まって圧死することもあるので、夜間の温度管理には注意が必要です。シャモは寒がりの傾向があるなど、品種によっても適温が若干異なる場合があります。

 温度の目安は下の表のとおりですが、あくまでも目安です。室温やガード内の温度を毎日確認することは重要ですが、温度計に頼りすぎるのではなく、ひよこの状態を良く観察して温度を調節することが重要です。なお、暖房にガスブルーダーを用いる場合は、ひよこがブルーダーから離れすぎて冷えないようにチックガードを設置して下さい。

日齢 温   度 摘     要
ガード端 ブルーダー下 室温
0 32℃ 36℃ 25〜28℃ シャモはガード内の温度を最初1〜2℃高めにする。
3 31℃ 34℃ 1〜7日までガード内の温度を毎日1℃下げる。
5 28℃ 32℃
7 26℃ 30℃ 24〜27℃ チックガードを撤去。
14 28℃ 23〜26℃
21 23〜25℃ 22〜25℃ 外気温と室温を見て、日中はできるだけ廃温する。
28 20〜25℃ 夜間の冷え込む時だけ給温(翌朝の最低気温を確認)
35 15〜25℃

   ※ ガード端の温度は、ブルーダーの端から約1m離れた位置の温度。


チックガード

ガスブルーダーでの育すう(受け入れ初日)


温度によるひよこの反応

湿度、換気

 ひよこを受け入れて5日間は特に温度が高く脱水しやすいので、チックガードの外の床面に散水するなどして出来るだけ湿度を上げます。水を十分飲むようになれば、いつまでも湿度を高める必要はありません。以降は、室温を確保しながら適度な換気を行い、糞を速く乾燥させて悪臭を防ぎます。

給水

 ひよこを受け入れたら、まず給水です。ニップルドリンカーの場合、指で先をカチカチ押してひよこに興味を持たせます。何羽か捕まえて口を付けさせることも効果的です。受入初日はニップルドリンカーの高さをやや低めにして飲水器を覚えてもらいます。
ニップルドリンカー

ニップルドリンカーで水を飲むひよこ

え付け

 ふ化の翌日から、飼料を与えます。肉専用種は、特別なことをしなくても給餌皿を見つけて飼料を食べ始めるので、飼料を十分に食べられる給餌皿を用意するだけでかまいません。飼料を食べるのを一斉に・早く覚えさせるため、最初だけ敷紙の上全体に飼料を薄く撒く方法もあります。
給餌皿で飼料を食べる肉専用種のひよこ

給餌皿で飼料を食べる肉専用種のひよこ


 小型の日本鶏などは、縦60cm×横30cm×高さ4cm程度のプラスチック製給餌トレーを100羽当たりに1枚置いて、最初は練餌(ねりえ)を与えます。

練餌
作り方 飼料2:水1 (飼料200gなら、水は100ml) よく混ぜて作ります。
与え方 塊ではなくて、ほぐしてパラパラっとトレーに撒くようにします。
     初日4回(午前2回・午後2回)、2日目1〜2回(朝1〜2回)
分 量 初日の1・2回目は1羽当たり1g、3・4回目は1羽当たり2g程度(1時間程度で食べきる量)
     2日目は朝1〜2回行い、通常の給餌に切り替えます。
     ※ 肉専用種の場合、量や回数を多くして1日あたり10g〜12g給与するようにして下さい。
給餌皿で練餌を食べる日本鶏のひよこ

給餌皿で練餌を食べる日本鶏のひよこ


【お問い合わせ先】
家畜改良センター兵庫牧場 業務課
TEL:0791-66-0801 FAX:0791-66-0803
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