飼育方法

飼料排出量測定装置

最終更新日 2017/03/17
飼料タンクから排出された飼料の量を、飼料搬送パイプ中のオーガの回転数から推定する装置です。飼料計量システムの無い鶏舎で、飼料タンクの残量・飼料摂取量を手軽に把握できます。
作製に必要なもの
デジタル万歩計、リミットスイッチ(2回路、フレキシブルロッド形)、
電線(単線2芯)50cm程度、長ねじ(寸切り)15cm程度
作 製 手 順
(1)万歩計のカバーを外します。 
(2)万歩計の振り子の電極に、電線をハンダ付けします。
(3)万歩計のカバーに電線を通す穴を開け、元に戻します。
(4)反対側の電線は、リミットスイッチに接続します。
(5)完成した測定装置を飼料タンクに取付します。最初に、長ねじを飼料タンク下部のオーガのエンド部分に、
ボルトで固定します。
その後に、長ねじが届く位置にリミットスイッチを固定します。万歩計はビニール袋に包んで、落ちにくい場所に
固定します。 
 
(6)取付が終わったら、オーガ1回転あたりの飼料排出量を求めます。
計量できる程度の飼料を排出し、設置した測定装置の万歩計カウント数を確認して下さい。
排出量÷万歩計カウント数=オーガ1回転あたりの飼料排出量となります。

※搬送パイプ中が空の状態から測定を開始する場合は、まず飼料を100kg程度排出させて排出量を安定させてから、
測定して下さい。
また、万歩計は99999カウントすると0に戻ってしまうタイプが多いため、カウント数を確認したら0に戻して下さい。

    このアイディアを取り入れた時のメリット

    1. 目視よりも高い精度で、飼料の残量を確認することができます。(誤差約2%)

    2. 飼料タンクに上ることなく、安全・簡単に飼料の残量を確認することができます。

    3. 安価に作製できます。(1台5,500円程度)

    4. 鶏の飼料摂取量の把握にも役立ちます。

 
 
【お問い合わせ先】
家畜改良センター兵庫牧場 業務課
TEL:0791-66-0801 FAX:0791-66-0803