牧場紹介

試験研究紹介

最終更新日 2023/02/24
試験研究紹介
潜性白色系統白色プリマスロックの遺伝子型による選抜
近年の地鶏肉や銘柄鶏肉に対する消費者の要望の高まりに応じて、当場が保有する鶏を種鶏として利用したいという希望が増加しています。特に、地鶏や銘柄鶏では、掛け合わせる鶏種の羽色の特徴を残しつつ、肉用として大型化することが求められているため、当場では、褐色の鶏と交配しても白色や黒色にならず、褐色羽装のひなが生まれるよう、羽色に関連する遺伝子の型を調査し選抜に利用することで、潜性白で黒色因子を持たない遺伝子型に固定化された潜性白色系統の白色プリマスロック種の造成を行っています。
 
詳しい内容については、 こちら(家畜改良センター本所のホームページ) 別ウインドウで開きます をご覧ください。
鶏肉の肉質評価技術の確立
食肉のおいしさに関する消費者の意識が高まっている今日、よりおいしい鶏肉を生産する鶏種の作出が望まれています。食品のおいしさ(食味)を評価する手法には、実際にヒトが食べて評価する官能評価と、鶏肉中に含まれる理化学成分を機器により測定する手法とがあります。
官能評価には、おいしく感じるかどうか(好き嫌い)など主観的に評価をするものと、かたさや風味などの違い(強弱)などを客観的に評価するものとがあり、前者は消費者などを評価者(パネル)とする嗜好型官能評価、後者は、細かな特性の違いを識別できる者がパネルとなり行う分析型官能評価があり、家畜改良センターでは、鋭敏な感覚を有する職員からパネルを選定して分析型官能評価を実施しています。
育種改良への応用を考えた場合、おいしさを客観的に評価できる数値指標が必要ですが、この指標づくりに向けて、分析型パネルによる官能評価と分析機器を用いた理化学成分との関係を調査しています。
 
詳しい内容については、 こちら(家畜改良センター本所のホームページ) 別ウインドウで開きます をご覧ください。