まめ知識

白色プリマスロック

最終更新日 2022/02/25
羽色
白色
とさか
単冠
耳朶色
赤色
皮膚・脚色
黄色
体重(おおよそ)
肉用タイプ:雄4.3kg、雌3.6kg (6週齢体重:雄2.1kg、雌1.8kg)
卵用タイプ:雄2.5kg、雌1.9kg
年間産卵個数
肉用タイプ:180~220個
卵用タイプ:270~280個
鳴き声
特徴
肉用タイプは、白色コーニッシュ種には及びませんが他の品種より増体性が優れています。 また、産卵性は高くありませんが白色コーニッシュ種よりは優れています。白色コーニッシュ種と外観で区別することは難しいです。 肉用タイプはブロイラーの雌系統として多く用いられ、劣性白の系統は赤鶏等の銘柄鶏などの雌系統としても用いられています。( 国産鶏種「はりま」 国産鶏種「たつの」 にも利用)卵用タイプは赤玉採卵コマーシャル鶏の雌系として用いられています。
原産国
アメリカ
歴史
白色プリマスロック種は、横斑プリマスロック種の突然変異によって出現し、1888年にアメリカで公認されました。しかし、全ての白色プリマスロック種がこの突然変異種の子孫というわけではなく、いくつかの品種の交雑により成立した系統もあると言われています。

1940年代の後半からブロイラー用として注目され、1950年代後半になると脱羽にかかる手間の問題から白色コーニッシュ種♂と白色プリマスロック種♀の交雑種がブロイラーの主流とな
りました。しかし、優性白のコーニッシュ種と劣性白の白色プリマスロック種を交雑すると、スポットと呼ばれる黒い刺し毛が少し入ってしまいます。そこで、白色プリマスロック種は優性白に改良されて、劣性白の白色プリマスロック種は減少していきます。

兵庫牧場ではおいしい鶏肉づくりのため、あえて劣性白の白色プリマスロック種の育種改良に取組み、有色の鶏種と交雑すると全て有色となることが注目されて赤鶏や地鶏等の銘柄鶏に利用されています。

卵用タイプは肉用タイプと成長速度も成体重も大きく異なるので、全く別の品種のようです。卵用タイプの♀とロードアイランドレッド種の♂を交雑すると♂が白色、♀が赤褐色となり羽色鑑別が可能となるため、現在の赤玉採卵鶏の主流となっています。
他の品種
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