独立行政法人
家畜改良センター茨城牧場

家畜改良の推進、優良な種畜の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

茨城牧場の防疫体制:SPF管理

最終更新日 2021/06/28

当場では、平成13年以降、日本SPF豚協会の管理基準(GGP・GP農場防疫設備基準及び同農場防疫管理基準)に沿って、厳密な衛生管理を実施しています。

施設面では、豚舎区域の外側に二重のフェンス(内周フェンス、外周フェンス)を設置するとともに、フェンスとフェンスの間にサブエリアを設けており、これにより豚舎区域は、農場外から一定の距離を保っています(図.茨城牧場平面図参照)。

飼料・資材等を場内に持ち込む際には、全ての物品について、消毒を行っています。

職員を含め人が豚舎区域へ立入る際は、茨城牧場の防疫規定を満たした上で、シャワー浴・全身更衣を行った後に入場します。

その他、次の対策を講じています。
1.育種資源の導入方法
育種資源を導入する際は、次の何れかの方法に限定しています。
(1)回復手術により作出したSPF新生児の導入
(2)受精卵
(3)家畜改良センター宮崎牧場で作出されたセカンダリーSPF子豚
(4)家畜改良センター宮崎牧場で採精・調整された精液

2.豚の出場(配布等)
豚の出場は、豚舎から積出場まで一方通行の導線で移動します。
また、積出を2段階にすることで、豚舎区域の車両・人間・器材が、外部の人間に直接触れることを防いでいます。

3.精液配布
精液配布は、宅配便を利用することで、他の農場等との疫学的なつながりを遮断しています。
フェンス図.pngの画像
フェンス写真.pngの画像
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