業務の内容
業務の内容
豚の下痢治療薬の分類
最終更新日 2017/06/06
薬 名 | 効 能 | 有効症状 | 注意事項 | 薬 例 |
豚蠕動運動抑制薬 | 末梢神経に作用し、腸の蠕動運動を抑制する | 他薬無効の激しい下痢 激しい疼痛 強い腸出血を伴う症状 | 呼吸抑制作用があるため、慢性肺疾患がある場合は使用しない | スパスメントラル ロペミン |
収斂薬 | 腸粘膜蛋白に結合し、粘膜面を覆って分泌と刺激を抑制することで炎症、蠕動運動を抑制 | 腸粘膜にびらんや潰瘍がある場合(粘液便)に適する | アルカリ剤、鉄剤とは配合禁忌(タンナルビン) | タンナルビン(タンニン酸アルブミン) ベリノールに含まれるタンニン酸 ビスマス等 |
吸着薬 | 細菌性毒素を吸着し、腸管を保護する | 腐敗性下痢 発酵性下痢 | 栄養物も吸着してしまうので連用は避け、食前(間)に投与する | ケイ酸アルミニウム |
殺菌(防腐)薬 | 腸内殺菌作用を有する | 下痢一般 | 大量投与を行うと副交感神経緊張状態となる 菌が発生する毒素によって起こる下痢には使用不可(O-157など) | ベリノールに含まれるベルベリン |
乳酸菌(整調)製剤 | 乳酸菌により腸内を酸性にして病原性大腸菌などを阻止 腐敗発酵物のアンモニア産生抑剤 | 腸内殺菌叢の改善 | 止瀉作用は強くない(他の止瀉薬と併用) | ビオスリーA ビオペア ビオフェルミン等 |
酵素剤 | 酵素の働きにより、栄養分の消化を助ける | 消化不良 | | オリザチーム(乳糖分解酵素) タフマックE(様々の栄養分の酵素) |
抗生剤 | 細菌性の下痢症、2次感染の予防 | 消化器粘膜の潰瘍を防ぐ | | |
補液 | 下痢により失われた水分、ミネラル等の補給 PHの補正、栄養補給など | | | 経口補液剤 リンゲル液 乳酸リンゲル液 5%ブドウ糖液 25%ブドウ糖液 整理食塩水 高張食塩水 アミノ酸補液剤 |