豚は生理学・解剖学上、ヒトと類似していることから、実験動物としての利用が期待されています。このため、家畜改良センターでは、平成3年度から実験用小型ブタ業務に着手し、平成22年度に3系統の造成を完了しました。
微生物コントロールした環境下で系統を維持し、大学等の関係機関へ実験用に売払いを行っており、売り払われた小型ブタについては、医学・薬学分野の実験に供されています。さらに平成23年度以降、種豚配付を開始することとしています。
●現在当場で飼育している実験用小型豚●
サクラコユキ系
業務の内容
業務の内容
実験用小型ブタ
最終更新日 2017/06/20

・白色
・小型
<用途>
・医療トレーニング
・冠動脈等、循環器系の研究・トレーニング
・特殊内視鏡開発等
サクラメヒコ・ペローン系

・被毛数が極めて少ない
・ヒトとよく似た皮膚構造
<用途>
・経皮吸収薬の動態モデル等、皮膚科領域の研究
・脳梗塞モデル等、脳神経外科分野の研究
・外科トレーニング等
サクラメヒコ・リヘーロ系

・皮膚色が淡い(日本人の皮膚色に近い)
・被毛数が少ない
・ヒトとよく似た皮膚構造
<用途>
・ペローン系と同様
・特に皮膚の炎症反応等を確認できる