ジャージー種凍結精液の供給
 当牧場では、昭和29年よりジャージー種の改良繁殖機関としてアメリカやカナダより基礎種牛を輸入し種畜の生産・配布の業務を行ってきましたが、近年のホルスタイン種への業務重点化によりジャージー種においては遺伝能力評価に基づく改良の推進を図ることとなり、種雄牛のみを繋用し凍結精液生産及び供給業務を行ってきました。
 しかし、平成18年1月にて凍結精液の生産目標本数を達成したことにより、ジャージー種種雄牛の繋用を終了し、以後凍結精液供給業務を行っています。
 ジャージー種の遺伝的能力評価については、家畜改良センター本所において、年2回評価可能な牛群検定加入雌牛全頭の遺伝能力を評価し、結果を公表するとともに、個別成績は農家に通知されています。
ジャージー種の特徴
 ジャージー種は英仏海峡ジャージー島で、フランスの本島対岸地方に飼育されていたブルトンが基礎となり、それに一部ノルマンの血液が混じって改良作出されたものであり、過去600年間にわたって純粋繁殖が行われてきました。
体格は、成雌牛で120〜130p、成雄牛130〜140p、体重は成雌牛で350〜500s、成雄牛550〜750sであり、一般に小格で気品があり、乳器の発達がよく、優美です。
毛色は褐色ですが、濃褐色から淡褐色、中には白斑のあるものもあり、乳牛としての古典的な理想タイプをしています。
活発な性質と、軽快な運動力を有し、草地での採食能力は優れており、改良草地ではよい成績をあげます。
 本種は早熟で、生後14〜17ヶ月で繁殖に供用でき、24〜26ヶ月で十分成熟します。
比較的長命で10〜12歳でもなお繁殖供用が可能です。
生時体重は、非常に小さく22〜28sで,母牛体重の6%未満です。
 泌乳能力については、乳脂率ならびに全固形分含有率が他品種のものより一段と高く、乳脂率は4.5〜6.5%で乳用牛中最高の部類であり、全固形分は平均14.9%で、乳脂肪はその34.5%にあたります。
このことから、ジャージー牛乳は、バター・クリーム生産用に適しています。
しかし、栄養価が高く、味も濃いので特別牛乳としての用途もあります。
泌乳量は、初産3,500〜4,500s、成年期で5,000〜6,000s(いずれも305日2回搾乳)と言われていましたが、最近では10,000sを越えるものも出ています。
 平成16年におけるジャージー種の総飼養頭数は、11,347頭となっており、岡山県が最も多く、つづいて熊本県、岩手県、秋田県、北海道となっています。
凍結精液の生産
ジャージー種雄牛からの凍結精液の生産は平成17年度までで生産終了しました。現在は凍結精液の配布のみを行っています。
凍結精液の保存タンクです。
ジャージー種凍結精液配布可能リスト


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