家畜改良

乳用牛評価の方法(ホルスタイン種)

最終更新日 2021/08/03
評価方法

 遺伝的能力の評価には、乳量や体型などの検定・審査記録と遺伝情報が必要です。従来の評価では、遺伝情報として血統情報のみを使用していましたが、ゲノミック評価ではDNA情報の一種であるSNP(一塩基多型)の情報を用います。しかしながら、これまで長い間蓄積してきた血統情報に比べ、SNP情報を持つ個体数はまだ少ないため、SNP情報と血統情報を混合してゲノミック評価を実施しています。
 遺伝情報の混合の仕方はいくつかありますが、現行法では、遺伝情報として血統を利用した従来評価値のEBVやPI(=1/2本牛の父牛EBV+1/4母方祖父牛EBV)と遺伝情報としてSNPを利用した評価値のDGVを混合し、ゲノミック評価値であるGEBVやGPIを求めます。

評価値の表示法

 遺伝ベース

 信頼度および信頼幅

 評価成績の表示

 総合指数

 乳代効果

 長命連産効果

 遺伝能力曲線

評価形質

 泌乳

 体型

 体細胞スコア

 在群能力

 泌乳持続性

 暑熱耐性

 難産率

 死産率

 気質および搾乳性

 受胎率および空胎日数