独立行政法人
家畜改良センター熊本牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

飼料作物種子の検査

最終更新日 2016/10/06

飼料作物種子の検定と検査

飼料作物品種は、日本で増殖してもと種子を海外に輸出して、海外で大量増殖を行い、日本に再び輸入するスタイルをとっています。
飼料作物種子を国際間で取引する際は、OECD種子品種証明制度を利用して種子の品質を確保しています。この制度は、参加国がOECDの定めた規則を遵守し、自国で生産する種子の品質を保証するシステムで、家畜改良センターはこの品質を保証する証明業務の実務機関となっています。
 証明業務の内容は、ほ場検定、種子検定、事後検定の3つがあります。これらの検定に合格した採種種子の荷口にはOECD品種証明ラベルが添付され、海外に輸出されます。海外で増殖された種子はその国の品種証明を受けて、再び日本に帰ってきて市場へ流通します。
海外増殖の画像

1 ほ場検定

ほ場検定の画像
採種作物が品種の特性を示しているか、また収穫される種子の品質に害を与えるような状況下でないかを審査します。
具体的には、ほ場内に異型個体がないか、ほ場内に品種純度を下げる花粉が飛来してこないか、生産される種子に混入してはいけない雑草はないか、ほ場の過去の作付状況等の確認をして種子の品質を低下させる要因がないかを調査します。

2 種子検定

種子検定の画像
ほ場検定に合格した種子の荷口から一部を検査試料として抽出し、国際種子検査協会の「国際種子検査規程」に準じて、種子の品質に問題がないかを審査します。
具体的には、種子の発芽率、異物や他の種子の混入の有無、種子の重量・水分含量の測定等を実施します。

3 事後検定

事後検定の画像
検査種子と標準種子を比較栽培し、品種の同一性と品種純度が保たれているかを審査します。
具体的には、植物体の特性が一致しているか、また植物体の中に異型個体や類似作物がないかを調査します。

4 指定種苗の集取・検査

種苗法に基づき、農林水産大臣の指示の下、家畜改良センター職員が種苗業者に立ち入り、飼料作物種子が適切な情報提供の下で販売されているかを検査します。
具体的には、熊本牧場の職員は九州や中国地方の種苗業者に立ち入り、種苗の入った包装容器に表示され ている事項に不備がないかチェックするとともに、種苗のサンプルを集取します。
サンプルとして集取した種苗は、家畜改良センター茨城牧場長野支場において発芽率等を検査します。
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