山羊改良情報交換会を開催しました
最終更新日 2017/03/27

平成27年2月3日から4日にかけて、家畜改良センター(福島県西郷村)にて、主要な山羊生産者、ブリーダー、獣医師などの山羊関係者にご参加いただき、昨年に続き2回目の山羊改良に関する情報交換会を開催しました。
その概要については先ず、農林水産省より平成27年度に改正される山羊の改良増殖目標について資料1,2に基づいて説明があり、続いて畜産技術協会より山羊の泌乳能力を把握するための泌乳計算ソフトについての説明がなされました。当場からは、国内の山羊飼養状況と長野支場が取り組む山羊の振興対策についての説明を行いました。(資料3、4,5)
その後、生産者やブリーダー、獣医師より現状報告と質疑、さらには山羊の改良、飼養管理、衛生対策等についての課題や長野支場への要望等について意見交換を行いました。その中で生産者等からは、当場の改良関係業務(育種改良素材の提供と関連の技術指導)の継続及び粗飼料自給率を上げるための粗飼料生産技術の指導、さらには長野支場に導入されたニュージーランド産山羊への期待が示されました。
4日には、栃木県那須塩原市にある那須高原今牧場の見学を行いました。那須高原今牧場の高橋氏から、山羊飼育における創意工夫と山羊チーズ製造の経緯や商品等の説明と質疑応答が行われました。
現地見学を含む2回目の情報交換会を通じて、主要な生産者等の技術的な課題や要望が一層明確になり、関係者間のネットワークも強化されたことから、山羊の生産振興に関する唯一の公的機関である長野支場としては、関係者との連携を一層深めつつ、今後とも日本の山羊の生産振興に主導的な役割を果たして行く所存です。
詳しい内容については、下記の議事概要と資料をご覧ください。

 議事概要
[PDFファイル:376.6KB]

 資料
[PDFファイル:1.1MB]

 資料
[PDFファイル:99.1KB]

 資料
[PDF
ファイル:603.7KB]

 資料
[PDFファイル:453.7KB]

 資料
[PDFファイル:251.5KB]

家畜改良センター本所(福島県西郷村)での情報交換会

栃木県今牧場の山羊飼育状況等を見学