「ヤギの飼育・健康管理セミナー」に参加しました。
最終更新日 2019/10/10

 新潟県動物愛護センターが開催する「ヤギの飼育・健康管理セミナー」に参加しました。50名近い参加が有り、新潟県内のみならず山形県や福島県、静岡県、東京都からの参加者がいました。学校の先生が多い印象で、ほかにも山羊を飼養している牧場の方や福祉施設の方、新たに山羊の飼育を検討している企業や一般のかたが集まりました。
 講師の今井明夫さんは現在、山羊の学校飼育を積極的に支援しており、山羊飼育の教育的意義や山羊飼育の流れ、学校で山羊を飼育する際の注意点を実例や体験を元に講演されました。また山羊飼育の初心者向けに、山羊を飼うために必要な知識技術法令等についても説明がありました。「山羊の学校飼育は、山羊の成長から哺乳動物のライフサイクルを学ぶことができ、飼育は一人ではできないことから、コミュニケーション能力や協調性を学び、さらに産業動物とは何かを知ることができる素晴らしい教材である」と今井さんからのコメントがあり、畜産とは違う視点の山羊飼育を学び、大変勉強になりました。
 実技指導では、薬の飲ませ方や体温の測り方など山羊の健康管理で必須の技術を参加者も実際に山羊を用いて実践学習をしました。また、長野支場で行なっている簡易人工授精法について説明し、紹介する時間を頂きました。
 また、セミナー終了後は千葉で大規模飼育を行なっている牧場の方からお話を聞いたり、生産者から飼養管理についての質問を頂いたりと、情報交換や交流を図ることができました。

 

 

 

検温実習の様子