独立行政法人
家畜改良センター茨城牧場長野支場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

乳用山羊の育種改良

最終更新日 2017/08/25

乳用山羊の育種改良

スイスを原産とするザーネン種を日本の風土に適するように改良された日本ザーネン種は、長期多乳、体質強健かつ連産性に優れた山羊です。当場では、間性等の不良遺伝子がなく後躯及び乳器の形質の優良な山羊群の造成を実施してきました。
注:育種改良業務は2009年(平成21年)度で民間へ移行しております。
日本ザーネン種・雄の画像
日本ザーネン種・雄
日本ザーネン種・雌の画像
日本ザーネン種・雌

平成23年度 山羊における改良増殖目標(農林水産省による)

1.改良目標
自家飲用乳だけでなく、山羊乳販売等も視野に入れて、泌乳能力、強健性等の向上を図るとともに適切な飼養管理に努めることとする。

(1)能力及び体型
①乳量の向上に努めるものとする。
②繁殖性及び発育の良いものにする。
③強健で肢蹄が強く、体型に富み、体各部の均称がとれ、産肉性にも配慮されたものであるとともに、飼養管理が容易なものにする。また、乳器に優れ搾乳が容易なものにする。

(2)改良手法等
①近親交配の回避と間性等の不良形質の排除のため計画交配に努めるものとする。
②純粋種の減少及び種畜不足が危惧されており、優良種畜等を確保・供給する体制の強化が必要である。
③効率的な改良・増殖を進めるため、凍結精液利用を含む人口受精技術の普及・活用による優良種畜の広域的な利用を図るものとする。
④季節外繁殖技術の開発を推進するとともに、周年繁殖性の遺伝的解明を図ること等により、山羊乳の周年安定供給を図るものとする。
⑤飼養管理技術及び衛生管理技術の向上を図り、子山羊の損耗防止等による生産性向上に努めるものとする。
能力に関する目標数値
総乳量
現在 433㎏
目標 600㎏

                        ※日本ザーネン種のものであり、泌乳期間は250日程度。


2.増殖目標
飲用乳利用のほか、肉利用等の需要動向に対応し、草資源等の有効利用により飼養頭数の維持増大に努めるものとする。
なお、畜産物利用を推進するとともに、高い放牧適性を活かして耕作放棄地の有効活用や景観保全への活用、小型で扱いやすい特性を活かしたふれあいによる安らぎや癒し効果の発揮、地域特産品づくり等の多様な利活用も重要である。
※改良増殖目標の詳細は 農林水産省のHP別ウインドウで開きます でご覧下さい。

長野支場における泌乳成績

順位 2010年(平成22年)度 2011年(平成23年)度 2012年(平成24年)度 過去10年のベスト5(※)
975.1kg[1] 724.9kg[3] 926.1kg[2] 1141.2kg[2]
857.2kg[2] 698.2kg[2] 852.8kg[4] 1028.4kg[2]
731.8kg[2] 667.9kg[3] 789.4kg[3] 978.7kg[3]
730.9kg[3] 664.8kg[2] 784.5kg[4] 975.1kg[1]
708.4kg[3] 638.8kg[2] 748.1kg[4] 971.3kg[2]

                        ※2003年(平成15年)度から2012年(平成24年)度の実績による。

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