OECD品種証明制度は、OECD(経済協力開発機構)が国際的に標準化した相互証認制度で、作物の種子が国際間で流通する際に、種子が生産された国の指定機関がその種子の品種について真正性を保証するものです。作物のグループ別に下記のスキームに分類されています。
1.イネ科及びマメ科牧草
2.アブラナ科及びその他の油糧または繊維種
3.穀類
4.飼料用及び砂糖用ビート
5.サブタレニアンクローバ及び類似種
6.トウモロコシ
7.ソルガム
8.野菜
加盟国は2020年12月現在61カ国で、日本は1、2、3、4、6及び7の6つのスキームに加盟しています。
長野支場はこのうち1、3、6及び7のスキームを実行する国内唯一の実務機関として、イネ科及びマメ科牧草、エンバク、トウモロコシ、ソルガム等の飼料作物種子の品種証明を行っています
OECD品種証明制度に基づく検定
最終更新日 2022/12/05
OECD品種証明制度とは
※ こちらのページも併せて御覧下さい。 OECD種子関連ホームページ
OECDリスト掲載品種
「イネ科及びマメ科牧草」、「穀類」、「トウロモコシ」及び「ソルガム」スキームにおける証明の適格品種としてOECDリストに掲載されている日本の品種数は以下のとおりです。(2022年9月現在)。
スキーム | 種 | 品種数 |
イネ科及びマメ科牧草 | クリーピングベントグラス | 1 |
スムーズブロムグラス | 2 | |
ローズグラス | 3 | |
オーチャードグラス | 21 | |
トールフェスク | 6 | |
メドウフェスク | 5 | |
イタリアンライグラス | 43 | |
ペレニアルライグラス | 17 | |
ハイブリッドライグラス | 2 | |
カラードギニアグラス | 2 | |
ギニアグラス | 5 | |
バヒアグラス | 3 | |
チモシー | 24 | |
フェストロリウム | 4 | |
シバ | 1 | |
アルファルファ | 11 | |
アカクローバ | 11 | |
シロクローバ | 6 | |
穀類 | エンバク | 11 |
アウェナ ストリゴサ | 2 | |
トウモロコシ | トウモロコシ | 47 |
ソルガム | ソルガム類 | 20 |
合計 | 247 |

[PDFファイル:325.0KB]
検定の流れ
海外へ輸出される飼料作物種子について、各種検定(ほ場検定、種子検定、事後検定)を行い、すべての基準を満たした荷口に品種の真実性を証明するOECDラベルを添付します。

![]() OECDラベル |
![]() OECDラベルが添付された種子容器 |
検定料および申請書の様式
検定の種類 | 検定料 | 申請書の様式 |
ほ場検定 | 1,750円/10アールあたり | 検定依頼申請書(ほ場検定)![]() [DOCXファイル:18.9KB] |
種子検定 | 2,990円/1点 | 検定依頼申請書(種子検定・事後検定)![]() [DOCXファイル:18.0KB] |
事後検定 | 12,490円/1点 |
※2022年(令和4年)3月現在の料金です。価格は予告無く変更されます。
※証明及び検定に関するお問い合わせは、種苗検定課までお願いします。
※証明及び検定に関するお問い合わせは、種苗検定課までお願いします。