2020年OECD種子スキーム年次総会に出席しました
最終更新日 2022/01/21

 2020年6月18、19日に、OECD(経済開発協力機構)種子スキーム年次総会がリモート会議で開催され、当場職員が日本代表として出席しました。当初は、ブルガリア国ソフィアで開催される予定で、例年ですと現地に出向いて総会に出席していましたが、今回は「COVID-19」の影響により初めてリモートによる開催となりました。このため、開催時間も短縮され、両日ともOECD本部(パリ)の時間13:00~15:00、日本時間の20:00~22:00の開催となりました。
 OECD品種証明制度は、OECDが国際的に標準化した相互証認制度で、作物の種子が国際間で流通する際に、種子が生産された国の指定機関が、その種子の品種について真正性を保証するものです。わが国では、農林水産省が指定機関、家畜改良センターが実務機関となっており、長野支場では飼料作物種子の各種検定とOECD品種証明書の発行を行っています。
 年次総会は、この制度の運営に係る様々な議論を行うため、一年に一度、OECD本部のあるフランス パリとその他の国で交互に開催されています。総会では、種子スキーム加盟国(61か国)の代表者が参加し、事務局及び加盟国の活動報告、規程及びガイドラインの改訂等、様々な議論が行われます。今回も、短い開催時間でしたが、各国代表者から多くの意見が出され議論が行われました。来年2021年の年次総会は、エストニア国タリンで6月に開催される予定です。