試料採取者研修 熊本牧場から受け入れ
最終更新日 2017/06/08

長野支場ではISTA(国際種子検査協会)が定める国際規程に基づいた種子検査を行っています。この規程では種子検査の前段階である、「試料採取(サンプリング)」についても適切に行うよう示されています。その手順は詳細にわたって決められており、試料採取の実行者となる職員はISTA認定検査所である長野支場で研修を受け、登録される必要があります。
今回、4月21日~24日に熊本牧場から職員を受け入れ、「標準」となる高度な試料採取者と、「一般」の試料採取者それぞれ1名ずつ計2名を対象とした研修を実施しました。
研修では、種子のサンプリングの原理や手法について講義を行った後、数種類の飼料作物種子についてサンプリングの実技試験を行いました。実技試験では、種子袋から種子を偏りなく均等にサンプリングできること、検査に必要な量の種子を過不足なくサンプリングできること、そしてサンプリングした種子を正しく包装できることが求められます。
実技試験に合格した試料採取者は、長野支場に登録され、ISTA証明が求められる種子検査用の試料採取を行う資格が与えられます。

サンプリング実技試験の様子