第3回 発芽検査講習会を開催しました
最終更新日 2018/08/30

平成30年8月22~23日、ISTA ( 国際種子検査協会 ) の国際規程に基づく発芽検査技術に関する講習会を実施しました。
第1回のイネ科牧草、第2回の長大型の飼料作物(トウモロコシ、ソルガム、スーダングラス)を発芽検査をテーマとして開催した際に大変好評を頂き、今回は第3回目として麦類(エンバク、ライムギ)を対象に行いました。
参加者は種苗業者4社から12名、(一社)日本草地畜産種子協会から1名、インターン生1名の計14名で、昨年に続きご参加いただいた方もいらっしゃいました。
始めに、ISTAルールに基づく発芽検査の各種定義・原則・検査条件・検査手順等、ISTAハンドブックに基づく芽生評価のポイント、当場における具体的な検査手順の例について講義を行いました。
その後、各自に予め行っていただいた事前検査の結果について検証(検査者間の結果の比較)を行った上で、事前検査に使用されたものと同一サンプルを用いて実習を行いました。
2日目には、希望された方々にISTA規程に基づいたサンプリング手法の実演、および長野支場の種子生産施設ならびに種子検査施設を見学していただきました。
参加者からは、「当社と異なる部分がいくつかあり(手法の違い等)勉強になりました」「こういう場を通じて意見交換をすることにより、良い刺激を頂いて、実際の仕事の現場に戻ったときに、是非役立てたい」「今回は判別が難しいケースをいくつかピックアップしていただいたのがとても参考になりました」等、様々な感想をいただきました。
今後もこのような場を通して国際基準に基づく検査技術の普及に努めていきたいと思います。

講義

実習の様子①

実習の様子②

実習の様子③

種子精選場の見学

サンプリングの見学

種子検査施設の説明

GM検査施設の説明