独立行政法人
家畜改良センター茨城牧場長野支場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
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2014年度 イネ科牧草の簡易収穫適期の判定法の確立

最終更新日 2016/09/27

1.目的
イネ科牧草において、積算温度および穂の水分データを利用した収穫適期の判定方法を確立し、原種子の効率的な生産に資する。

2.実施年度
平成26年度 (実施期間:平成23年度~平成29年度)

3.要約
平成26年度に生産したペレニアルライグラス中生品種(以下:PR)およびオーチャードグラス(以下:OG)について、種子生産における収穫適期を推定するために、出穂始からの単純積算温度、穂の水分および穂の外観が採種量と種子品質に及ぼす影響について調査した。この結果、PRの採種量は、出穂始からの単純積算温度930℃、穂の水分53%、穂軸の先端約25%が変色した時が、最大となり、かつ種子品質(発芽率)も実用上問題ないレベルであったため、この時が収穫適期であると推察された。一方、OGについては、出穂始からの単純積算温度860℃、穂の水分45%、穂首下から止葉までの約30%が変色した時の採種量が最大となり、かつ種子品質も実用上問題ないレベルであったため、この時が収穫適期であると推察された。

4.成果の概要
PRおよびOGの収穫適期を客観的に判断する手法として、出穂始からの単純積算温度、穂の水分および穂の外観の変化により判断できる可能性があることが示唆された。当該手法を中生のペレニアルライグラスおよび早生のオーチャードグラス、さらには他草種や早晩性の品種の収穫適期の判断指標として用いることができるかどうかは、今後の課題である。

5.具体的データ(出穂始めからの単純積算温度と種子収量、発芽率、千粒重および穂の含水率の関係図)※オレンジ色の線が適期と考えられる時期。
2014img_kani_shuukaku_PRsyuuryou.pngの画像
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図.出穂始からの単純積算温度と種子収量、発芽率および千粒重の関係(左)
  および出穂始からの単純積算温度と穂の水分量および穂の変色程度の関係(右)
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