草地簡易更新技術講習会を開催しました
最終更新日 2016/09/27

2009年(平成21年)10月1日に長野支場内の採草地で新型の簡易更新機の技術講習会を開催しました。
採草地は、年数が経過すると牧草が減少し、裸地が増え、雑草が侵入・繁茂するようになり、収量の減少や、雑草の混入による家畜嗜好性の低下が起こるため、更新する必要があります。
しかし、草地を全面的に耕起して種子を播くと労力・コストがかかるため、草地の表面に溝を切る等して種子を播く、簡易で経済的な方法もあります。今回はこの簡易な更新をするための新型の播種機について、ヤンマー農機販売株式会社関東甲信越カンパニーの協力によりデモを行いました。
講習会には佐久市内の農業高校生をはじめ、40名余りが参加し、メーカー担当者による簡易播種機の説明と当場からの簡易更新技術の説明を行いました。
播種した牧草(チモシー)は、播種後約10日で発芽を始め、現在は順調に5㎝ほどに生長しており、来年度の飼料生産量が増加することが期待されます。

播種のデモに使用した簡易播種機

メーカー担当者による簡易播種機の説明

播種作業の様子(すじ状の部分が播種溝)

現在のほ場の様子