前述のアメリカ現地調査の報告会を開催しました
最終更新日 2016/09/27

この報告会は2013年10月24日、当場にて開催し、農林水産省生産局畜産部畜産振興課、飼料作物の育種機関、飼料作物種子の販売などに携わる種苗会社、飼料作物種子の海外生産を担う一般社団法人日本草地畜産種子協会など、総勢30名の関係者にご参加いただきました。
報告者からは現地調査報告とともに、飼料作物品種種子の生産・普及にかかる課題と対応について所見を述べ、これを基に幅広い関係者の間で意見交換を行いました。
併せて長野支場の採種関係施設などの見学も行われました。日本の飼料作物品種の育成から種子の生産・販売に従事する関係者が一同に会する機会は他にないことから活発な質疑や意見交換が行われ、この結果、優良な国内育成品種を普及させるための課題、特に「採種コスト削減の必要性」という認識がそれぞれ異なる立場であっても共有されたことは大きな成果であったと考えています。購入飼料の依存度を下げ飼料の自給率を向上させることは日本の畜産農家にとって大変重要な課題であることから、国内で育成された優良品種の普及という共通の目的を持つ関係者の連携を深めるための機会を今後も設けて行きたいと考えています。

報告会会場の様子

場内見学の様子(種子乾燥場にて)