独立行政法人
家畜改良センター新冠牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

沿革

最終更新日 2023/02/03

沿革

明治  5 年 (1872年) 北海道開拓使長官黒田清隆により、北海道産馬の改良を目的として、日高管内の静内・新冠・沙流の三郡に及ぶ約7
                                 万ヘクタールの広大な用地に創設される。
明治10年 (1877年) 開拓使雇エドウィン・ダンの意見と設計に基づき、近代西洋式牧場として再編整備され「新冠牧馬場」と改称す
                                 る。
明治17年 (1884年) 宮内省の所管に変更される。
明治21年 (1888年) 場名を「新冠御料牧場」と改称する。
明治36年 (1903年) 牧場事務所より目名地区に達する約7km、幅20間(36m)の新道(現、二十間道路)が開通する。
明治42年 (1909年) 貴賓客舎として木造1部2階建て楢茅葺建物(現、龍雲閣)が築造され、多くの来賓が来場する。
大正  5 年 (1916年) 幹線道路(二十間道路)に、山桜(1,600本)、ドイツトウヒ(32万本)を植樹する。
昭和22年 (1947年) 4月1日付で農林省の所管に変更され、「新冠種畜牧場」と改称する。
昭和24年 (1949年) 農林省の乳用牛の育種改良牧場としての事業を開始する。
昭和28年 (1953年) 米国より種雄牛「バブストローマー・ディーンウォーカー・ラッド号」を輸入する。
昭和29年 (1954年) 種雄牛(クレセント・ビューティー・コマンダー号)及び種雌牛(カーネーション・ミューチュアル・スカイラーク・
                                 ウェイン号)等、計5頭を輸入する。
昭和35年 (1960年) 種雄牛(ディーンウォーカー・スカイラーク・ミソノ号)が初審査(3歳8ヶ月)で体格得点92点を獲得する(当時国産
                                 牛として最高得点)。
昭和44年 (1969年) 種雄牛の後代検定事業を開始する。
昭和47年 (1972年) 創立百周年を迎える。記念事業として、龍雲閣の改修を行う。
昭和48年 (1973年) 受精卵の移植技術の導入と実用的な技術開発の実施に取り組む。
昭和49年 (1974年) 検定済種雄牛の第1号が作出される(ミソノ・ダイナ・インカ・ガーネット号)。
昭和50年 (1975年) 第1号受精卵移植産子の分娩に成功する。
昭和54年 (1979年) 高能力種雌牛群の育種改良に向けて、積極的に受精卵移植技術を取り入れ、実用化段階となる。
平成  2 年 (1990年) 業務及び組織の見直しにより、10月1日付で「農林水産省家畜改良センター新冠牧場」に改組する。
平成12年 (2000年) 当場開発の堆肥切り返し装置「マニュアロータリーバケット(MRB)が特許(第3018189号)を取得する。
平成13年 (2001年) 省庁再編に伴う組織の見直しにより、4月1日付で「独立行政法人家畜改良センター新冠牧場」と改組する。
                                 未産経牛からの連続採卵・ドナー検定等新技術の導入を実施する。
平成14年 (2002年) 創立130周年を迎える。記念事業として植樹祭を実施する。
平成15年 (2003年) 8月、当場で繋養していた「ヘンドリカ・バート・チャレンジャー号」が乳量世界一の評価を受ける。
平成18年 (2006年) 9月、天皇皇后両陛下が来場され、当場牛舎及び龍雲閣を御覧になられた。
平成19年 (2007年) 当場で生産した「NLBC マーシャリーズ ユース ET」が、8月の乳用種雄牛評価成績において総合指数第2位の成
                                 績で検定済種雄牛に選抜された。
平成20年 (2008年) 当場生産の「NLBC マーシャリーズ ユース ET」及び「NLBC エルフィン マセラティ ET」が乳用種雄牛評価成績
                                (2008-Ⅲ)において総合指数第1位・2位を独占した。
平成21年 (2009年) 「NLBC マーシャリーズ ユース ET」が乳用種雄牛評価成績(2009-Ⅰ)において総合指数第1位となり4期連続
                                (2008-Ⅰ~2009-Ⅰ)トップとなった。
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