技術紹介
種卵の長期保存技術
下準備
種卵保存の前に、卵の表面の汚れを落とすため、消毒します。
卵の置き方(上下の方向)
(写真左)ヒヨコは、生まれるときに(※)気室側の殻を割って出てくるため、(写真中央)短い期間(2週間以内)であれば、卵の鈍端を上にします。(写真右)保存期間が長くなる場合には、卵の鈍端は下にすると、ふ化率が良くなります。
※気室:
卵の殻には微小な気孔が無数存在し、空気の出入りが可能な構造となっています。気孔の数は鈍端(丸い方の端)の方が多くなっており、鈍端側からは空気が入り易くなっています。
また、殻と白身の間には膜が2枚存在していまが、外側の膜は殻の内側と強く結合しています。
このため、鈍端側では、外側の膜と内側の膜の間に空気の層が出来やすくなります。この空気の層を「気室」と呼んでいます。
※気室:
卵の殻には微小な気孔が無数存在し、空気の出入りが可能な構造となっています。気孔の数は鈍端(丸い方の端)の方が多くなっており、鈍端側からは空気が入り易くなっています。
また、殻と白身の間には膜が2枚存在していまが、外側の膜は殻の内側と強く結合しています。
このため、鈍端側では、外側の膜と内側の膜の間に空気の層が出来やすくなります。この空気の層を「気室」と呼んでいます。
保存環境
低温(10℃前後)、 高湿度(80~90%)で保存します。
輸送箱等に梱包し、保存期間に応じて上下を入れ替えると簡便です。
輸送箱等に梱包し、保存期間に応じて上下を入れ替えると簡便です。
保存後の孵化作業
4週間保存した場合でも、鈍端を下にしておけば、温めると孵化できます。
(卵を孵卵器に入れて温めるときには、鈍端を上に戻します。)
(卵を孵卵器に入れて温めるときには、鈍端を上に戻します。)