餌付け
受け入れから3日程度は練り餌を与えます。
初生ヒナは、水を飲ませることが大切であり、飲水器を使うことを覚えさせます。
卵用鶏の場合、ケージ飼いで、「ニップルドリンカー(※)」による給水が主体となっているため、ニップルドリンカーの使い方を覚えさせないとヒナは水が飲めません。
水覚えの悪いヒナに対し、水を与えるためにもエサに水を加えた練り餌を与えています。
温度
岡崎牧場が作成した「飼養管理マニュアル」に基づき、ヒナ受入日は35℃を設定温度としています。(ヒナが散らばってうつ伏せになっている状態が適温の判断になります。)
その後、2日おきに1℃ずつ下げ、21℃で廃温します。
湿度
発生してから2週間程度は、飼養管理に特に注意を払わなければならないため、ヒナの脚が乾燥しないように、50%以上を保ちます。
給餌
エサは毎日3~4回自動給餌機により給与されます。
午前と午後の2回エサならしを行います。
除糞
自動除糞機で鶏舎内のフンを集め、縦型コンポストで発酵し、堆肥化処理しています。
清掃
給餌・除糞作業の終了後、鶏舎内の床等の掃除を行います。また、消毒薬を撒布します。
ヒヨコの観察
作業の間に、ヒヨコの観察を行います。
観察のポイントは、「食欲」、「糞の状態」、「活力があるかどうか」、「外観」等です。
翼帯(バンド)の付け替え
ふ化当日にヒナの脚に巻き付けた翼帯は、そのままにしておくと脚にくい込み、脚が脱落する場合があるため、成長した時期(10~14日齢)で鶏の右翼の翼膜に付け替えます。
個体識別のものであるため、絶対に落ちないように付ける必要があります。