ロードアイランドレッドについて
品種の特徴
ロードアイランドレッドは、肉づき・肉質が優れ、茶色がかった卵(※1)を産む卵肉兼用の品種です。また、丈夫で飼いやすく、産卵を重視して改良した系統(※2)では、年間産卵数が270~280となり、鶏としての能力が非常に高いと言われています。
育種改良の現場では、赤玉やピンク卵を産む新たな銘柄鶏の作出や、肉質の良い新たな銘柄鶏の作出を目的として、交配にしばしば用いられています。
 
※1:赤玉卵と呼ばれ、消費者に好まれる傾向にあります。
※2:品種の中で、更に閉鎖的な交配を繰り返し、遺伝的、能力的な斉一性を高めた血縁グループ。
歴史
岡崎牧場における利用
前述のとおり、ロードアイランドレッドは卵肉兼用の鶏としての能力が非常に高いことから、岡崎牧場では、ロードアイランドレッドを雌親に、横斑プリマスロックを雄親に用いて交配し、優良な卵肉兼用の国産銘柄鶏として「岡崎おうはん」を作出しました。
岡崎牧場のロードアイランドレッドは、長年に渡って、産卵性能を中心に育種改良してきており、産卵の全期間に渡って、国内で広く飼養されている外国産の採卵鶏に劣らない成績であることから、民間の種鶏場において、優良な赤玉及びピンク卵のを産む国産銘柄鶏の作出に用いられています。
 
 参考文献
    欧州家禽図鑑
 関連ページ