独立行政法人
家畜改良センター岡崎牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

平成26年度交流促進会及び研究講座の概要

中部日本養鶏研究会(会長:独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場長、山本洋一)は、平成26年11月14日、愛知県岡崎市内で交流促進会と研究講座を開催し、約50名の養鶏関係者が参集しました。

冒頭の挨拶で山本会長は、「中部日本養鶏研究会は、創立51年以上経過し、その間、養鶏に関する知識や技術情報の交換、関係者の交流等活動を続けてきた。こうした取り組みは、今後の農業、養鶏業の中で、益々大事にしていかなければならないとともに、より広く門を広げ、多くの人が参加しやすいものにすることも重要であると考えている。今後は、岡崎牧場が主体となり、将来的には中部地域だけでなく全国規模での養鶏関係者向けの活動ができるよう、発展させていきたいと考えているところである。本研究会のような関係者の情報収集の機会は非常に大事であり、有意義な会としていただきたいと思う。」と述べました。

交流促進会では、静岡県畜産技術研究所中小家畜センター、愛知県農業総合試験場畜産研究部養鶏研究室、三重県畜産研究所中小家畜研究課から最近の調査研究について、その一端をご紹介いただきました。

また、研究講座(卵直販店ネットワーク会議を岡崎牧場と共催)では、2題の優良事例発表が行われ、株式会社コッコファームの松岡義清代表取締役から「コッコファームの今迄とこれからの展望」、また有限会社野村たまごの野村明夫会長から「卵の販売及び養鶏の作業上の創意工夫について」についてご講演をいただきました。

交流促進会(13:20~14:20)

ウインドレス鶏舎におけるLED間欠照明が卵の生産・経済性に及ぼす影響
平成26年度写真①中川佳美氏(静岡県)の画像

中川佳美氏
(静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センター)
愛知県におけるウズラの系統造成
平成26年度写真②吉岡理恵氏(愛知県)の画像

吉岡理恵氏
(愛知県農業総合試験場畜産研究部養鶏研究室)
飼料用米の配合飼料中トウモロコシ全量代替給与は、みえ特産鶏生産に利用可能
平成26年度写真③西川薫氏(三重県)の画像

西川薫氏
(三重県畜研究所中小家畜研究課)

研究講座(15:00~16:55)

コッコファームの今迄とこれからの展望
平成26年度写真④松岡義清氏(コッコファーム)の画像

松岡義清代表取締役
(株式会社コッコファーム)
後藤孵卵場の「もみじ」を飼養しつつ、しっかりした経営理念に基づいた素晴らしい取り組みについての一端をご説明いただきました。特に、規格外の卵を無駄なく販売、レストランも運営するなど直販店ならではの色々なアイデアとともに、コミュニティ複合施設「たまご庵」を核として、地域全体の活性化構想まで手がけ、テレビ取材(「カンブリア宮殿」等)で取り上げられるなど、その活動スケールの広がりについて、多くの参加者に感銘を与えました。
卵の販売及び養鶏の作業上の創意工夫について
平成26年度写真⑤野村明夫氏(野村たまご)の画像

野村明夫会長
(有限会社野村たまご)
後藤孵卵場の「さくら」や「もみじ」を飼養し、独自の飼料配合などで美味しい卵の直販に取り組む一方、反転スノコなど特に鶏舎環境に配慮した技術的な取り組みを進めた点について、今までのご苦労や評価を受けたことなどのお話をいただきました。
関連ページ
このページの先頭へ