
本シンポジウムの目的は、今後、養鶏産業でも国際化が進展すると考えられる中においての、養鶏分野における差別化を行うための課題の整理で、これまで肉用鶏で取り組まれてきた「地鶏」の取組を卵用鶏にも応用できないかというものです。
現在、卵用鶏の「地鶏」も徐々に作出されており、差別化に取り組んでいる例も見られますが、肉用鶏のように全国的な知名度を獲得するには至っていません。
それに加え、今後は、飼養管理において「アニマルウェルフェア」という世界的な流れを考慮する必要もあります。
こういった中、岡崎牧場は、「地鶏」の飼養において中心的な役割を担うであろう中小規模農家や地域の活性化の一つのツールとして「卵用地鶏」の普及を推進していきたいと考えています。