卵用地鶏シンポジウムを開催しました
平成28年7月22日(金)、名古屋国際センターにおいて「卵用地鶏シンポジウム」を開催しました。国や県、養鶏関係の団体や企業、養鶏農家等87名が出席し、盛会のうちに終了しました。
本シンポジウムの目的は、今後、養鶏産業でも国際化が進展すると考えられる中においての、養鶏分野における差別化を行うための課題の整理で、これまで肉用鶏で取り組まれてきた「地鶏」の取組を卵用鶏にも応用できないかというものです。
現在、卵用鶏の「地鶏」も徐々に作出されており、差別化に取り組んでいる例も見られますが、肉用鶏のように全国的な知名度を獲得するには至っていません。
それに加え、今後は、飼養管理において「アニマルウェルフェア」という世界的な流れを考慮する必要もあります。
こういった中、岡崎牧場は、「地鶏」の飼養において中心的な役割を担うであろう中小規模農家や地域の活性化の一つのツールとして「卵用地鶏」の普及を推進していきたいと考えています。
講演(13:0515:50
  1. 卵用地鶏という新しいジャンルへの挑戦
    (山本洋一場長(独立行政法人 家畜改良センター岡崎牧場)
  2. 名古屋コーチン卵の特徴と今後の改良方向
    (美濃口直和主任研究員(愛知県農業総合試験場畜産研究部養鶏研究室)
  3. 卵用名古屋コーチンの取組
    (花井千治代表取締役(有限会社花井養鶏場)
  4. 小松種鶏場の取り組み~「岡崎おうはん」の販売と利用~
    (小松伸好代表取締役社長(株式会社小松種鶏場)
  5. 太田商店の取り組み~「岡崎おうはん」の利用~
    (原祥雅専務取締役(株式会社太田商店)
  6. 青森県が開発した「あすなろ卵鶏」について
    (小原孝博部長(青森県産業技術センター畜産研究所中小家畜・シャモロック部)
  7. 地鶏肉及び卵の販売展開
    (栗原俊夫会長(株式会社クリチク)
パネルディスカッション(16:0017:00