岡崎おうはんについて
「岡崎おうはん」のトレーサビリティシステムについて
トレーサビリティの目的、意義等
鶏の生産情報等に関するトレーサビリティは、コマーシャル鶏作出までの生産工程が複雑(品種・系統の多元交配)で海外から輸入された原種鶏・種鶏をもとにしたコマーシャル鶏生産が主体であることから、大部分が、生産農家や飼育方法の紹介といった情報提供にとどまっています。
一方で、「岡崎おうはん」を始めとした国産鶏種は、我が国で育種改良された品種・系統を交配して作出された鶏ということで、コマーシャル鶏より更に川上に遡った種鶏・原種鶏(種鶏・孵化業者、育種改良機関)の情報まで追跡、提供することが可能です。 このことは、今後、いろいろ改善しなければならない課題はあるものの、国産鶏種にのみ可能な取組として、消費者に広く認識されるべき特長と考えます。 このため、今回、「岡崎おうはん」について、極めて小規模、限定的ではありますが、種鶏情報まで追跡できる「トレーサビリティシステム」をモデル的に実施し、改善点の検討等を行うこととしています。 今後、こうした取組内容の検討、検証等をもとに将来本格実施に向けたシステムの改善、拡大を図りたいと考えており、皆様のご理解、サポートをお願いします。 |
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用語の説明
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品種
- 体型や毛色等、品種的な特徴が子孫に伝えられる遺伝的に純粋な家畜(鶏)
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系統
- 品種の中で、更に閉鎖的な交配を繰り返し、遺伝的、能力的な斉一性が高められた血縁グループ
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原種鶏
- 品種、系統の血縁のルーツというべき育種改良が行われている品種、系統の鶏集団
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種鶏
- 原種鶏の鶏集団の中から生まれた子どもの鶏(♂又は♀の片性)
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コマーシャル鶏【岡崎おうはん】
- 種鶏の両親(♂、♀)の交配により生産された農家で卵または肉利用を目的に飼育される鶏