独立行政法人
家畜改良センター岡崎牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

ヒヨコの飼い方・育て方

管理のポイント

ふ化したばかりのヒヨコは体温調節する力が弱いので、温度管理が大切です。また、病気にかからないように、獣医師に相談してワクチンを接種してもらいましょう。

保温について

ヒヨコは体温調節する力が弱いため、温度が低いときはヒヨコ電球やコタツを使って温めますが、その温度については、ヒヨコの様子を観察しながら決めることが大切です。
  • 飼育場所の温度とヒヨコの様子
    • ちょうど良い:ゆったりと気持ちよく寝たり、遊んだりしている。
    • 低い(寒い):ピーピー甲高い声で鳴く、ヒヨコが集まっている。
    • 高い(暑い):つばさを広げてハァハァする。
  • ヒヨコの飼育期間と加温(適温)の目安
    • 0~3日:33℃
    • 4~7日:30℃
    • 8~14日:27℃
    • 15~21日:24℃
    • 22日~:12~25℃

餌付けについて

最初は、飼料に少量の水を加えて練って顆粒状にし、ヒヨコの足元にばらまいて与えます。足元にばらまくことで、飼料に対する興味を持たせ、飼料を食べることを覚えさせます。飼料を食べることに慣れてきたら、餌箱だけでの給与に切り替えます。最初から餌箱から飼料を食べられるヒヨコもいるため、餌箱は最初から準備しておきます。
画像①(練り餌1)の画像
画像②(練り餌2)の画像
図:顆粒状の飼料の作り方
水を少しずつ加え混ぜ、握った際にほぼ固まり、崩すとバラバラになる程度にします。

給水について

清潔な水がいつでも飲めるようにしておきます。水が飲めないと、餌が食べられません。
このとき、水の中にヒヨコが入らないようにしましょう。ヒヨコが弱って死んでしまいます。
画像③(給水器)の画像
図:給水器
缶詰等の空缶の横に小さな穴を開け、それを皿のようなものに伏せれば簡単に作成できます。
(市販品もあるため、飼養羽数に応じて使い分けると良いでしょう。)
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