ヒヨコの飼い方・育て方
管理のポイント
ふ化したばかりのヒヨコは体温調節する力が弱いので、温度管理が大切です。また、病気にかからないように、獣医師に相談してワクチンを接種してもらいましょう。
保温について
ヒヨコは体温調節する力が弱いため、温度が低いときはヒヨコ電球やコタツを使って温めますが、その温度については、ヒヨコの様子を観察しながら決めることが大切です。
 
    飼育場所の温度とヒヨコの様子
  ちょうど良い:ゆったりと気持ちよく寝たり、遊んだりしている。
  低い(寒い):ピーピー甲高い声で鳴く、ヒヨコが集まっている。
  高い(暑い):つばさを広げてハァハァする。
 
    ヒヨコの飼育期間と加温(適温)の目安
  0~3日:33℃
  4~7日:30℃
  8~14日:27℃
  15~21日:24℃
  22日~:12~25℃
餌付けについて
最初は、飼料に少量の水を加えて練って顆粒状にし、ヒヨコの足元にばらまいて与えます。足元にばらまくことで、飼料に対する興味を持たせ、飼料を食べることを覚えさせます。飼料を食べることに慣れてきたら、餌箱だけでの給与に切り替えます。最初から餌箱から飼料を食べられるヒヨコもいるため、餌箱は最初から準備しておきます。
図:顆粒状の飼料の作り方
水を少しずつ加え混ぜ、握った際にほぼ固まり、崩すとバラバラになる程度にします。
給水について
清潔な水がいつでも飲めるようにしておきます。水が飲めないと、餌が食べられません。
このとき、水の中にヒヨコが入らないようにしましょう。ヒヨコが弱って死んでしまいます。
図:給水器
缶詰等の空缶の横に小さな穴を開け、それを皿のようなものに伏せれば簡単に作成できます。
(市販品もあるため、飼養羽数に応じて使い分けると良いでしょう。)