よくわかる用語解説

技術指導その他

最終更新日 2018/07/12
技術指導その他関連用語
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

耕作放棄地(こうさくほうきち)

農業従事者の高齢化や農村の過疎化(後継者不足)により耕作が困難となり、水田や畑などが利用されなくなって荒廃している土地のことで、国としても、国内資源の有効活用・国土保全の面から利用推進を呼びかけています。奥羽牧場では、これらの土地に牛を放牧することで、肉牛の増頭と飼料の増産を図る取り組みを推進するため、実証展示や技術指導を行っています。

国際協力機構(こくさいきょうりょくきこう)

開発途上国への種々の技術協力・支援を行う団体で、JICA(ジャイカ:Japan International Cooperation Agency)と呼ばれています。家畜改良センターでは、JICAに委託されて、日本へ招聘した海外畜産技術者への研修会を開催するほか、畜産に関する技術指導(育種改良・繁殖・飼養管理・飼料生産等)のため、海外へ職員を派遣しています。

 

さ行

 

 

 

 

 

草地の簡易更新(そうちのかんいこうしん)

牧草を生産する牧草地や、牛を放牧して利用している放牧地は、一定期間を経ると土地が固くなったり草勢が衰退してくるため、定期的に更新(起土・砕土・播種・鎮圧など)が必要となります。その際、多大な労力と経費がかかることから、近年、専用機械により起土等を行わずに簡易に追播による更新ができる技術が開発されています。簡易更新用の専用機(商品名)には「グレートプレーン」、「グランドホック」、「エアベーター」などがあります。

 

た行

 

 

 

 

畜産新技術(ちくさんしんぎじゅつ)

昭和40年代半ばから主流となった「人工授精」のように、家畜の改良等に有用な新しく開発された技術のことで、最近では、受精卵移植技術を基礎にした「クローン生産技術」や「性判別技術」、「遺伝子解明技術」、「新しい肉質判定技術としての官能検査技術」などのほか、エコロジー関連として、食品産業廃棄物や食品残渣の飼料化などがあります。

 

は行

 

 


 派遣専門家(はけんせんもんか)

国際協力機構(JICA)を通じて海外に派遣され、種々の技術指導を行う専門家(技術者)のことです。

 

ま行

 

 

 

 

未利用地放牧(みりようちほうぼく)

近年増加している離農・高齢化などから利用されなくなった水田や畑等に肉用牛(繁殖用雌牛)を放牧して、土地の荒廃を防ぎ、有効活用すると同時に、牛用の粗飼料の自給率を向上させる技術です。