飼料作物

ISTA規則に基づく品質検査

最終更新日 2020/07/13
家畜改良センター長野支場が行っている様々な種子検査は、国際的に広く用いられている国際種子検査規程に従って行われています。長野支場はISTA Laboratory Accreditation Standard(ISTA検査所認定基準)の定める要求事項に適合していることが認められたISTA認定検査所であり、ISTA国際種子分析証明書を発行する権限を有しています。
長野支場のISTA認定範囲
検査の種類 純度分析、発芽試験、異種子の計数、蛍光検査(ライグラス類)、水分含量測定、千粒重測定、テトラゾリウム検査、GM種子検査(トウモロコシ)
作物種群 イネ科牧草類、マメ科牧草類、穀類
純度検査
蛍光検査
検査費用
純度分析 2,480円/検査試料1点あたり
発芽試験 2,480円/検査試料1点あたり
異種子の計数 2,480円/検査試料1点あたり
千粒重測定 2,480円/検査試料1点あたり
水分含量測定 2,480円/検査試料1点あたり
蛍光検査 2,480円/検査試料1点あたり
テトラゾリウム検査 5,130円/検査試料1点あたり
倍数性検査 9,770円/検査試料1点あたり
(令和2年7月現在)
※価格は予告なく変更されます。
検査に関するお問い合わせ先
長野支場 種苗検定課 HP:http://www.nlbc.go.jp/nagano/ 別ウインドウで開きます
TEL:0267-67-2501 FAX:0267-68-4743
(参考)ISTAおよび検査所認定制度
ISTAInternational Seed Testing Association、国際種子検査協会)
ISTAは種子のサンプリングや検査の手法について、開発や普及を進めることで、国際的な種子の流通において、斉一的な評価手順の適用を促進することを第一の目的として、また種子にまつわるあらゆる分野での研究を促進することを第二の目的として、関係国際機関(OECD, FAO, ISO等)との密接な関係の下に活動する非営利団体です。83カ国約225検査所が、会員として世界的なネットワークを形成しています。
ISTAが発行する“International Rules for Seed Testing”(「国際種子検査規程」。一般的には“ISTA Rules”や「ISTA規則」と呼ばれる)は、種子検査の手法における、事実上の国際標準として、世界各国で適用されています。
ISTA種子検査所認定制度
品質管理におけるISO9000シリーズ、試験所や校正機関における"ISO/IEC 17025: General requirements for the competence of testing and calibration laboratories"(「試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項」)の国際的な広がりを背景として、ISTAは種子検査所を対象に"ISTA Laboratory Accreditation Standard"(「ISTA検査所認定基準」)に基づく種子検査所認定事業を実施しています。この基準はISO17025をベースとしながら、種子検査に特有の事項を盛り込んだものであり、検査結果の信頼性を保証するための様々な要求事項を掲げています。また、国際的な種子流通において広く利用されているISTA International Seed Analysis Certificate(ISTA国際種子分析証明書)の発行は、この基準の要求事項を満たしていることをISTAが認めた認定検査所のみに与えられる権限であり、現在長野支場を含む世界で140を超える検査所が、この権限を有しています。認定範囲は、作物種群および検査の種類の組み合わせで決定され、長野支場はイネ科およびマメ科牧草、トウモロコシ等の飼料作物を含む3つの作物種群において、純度分析や発芽試験等を含む7つの検査で認定されている他、トウモロコシのGM種子検査でも認定されています。