独立行政法人
家畜改良センター十勝牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産、供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

肉用牛

農場HACCP

最終更新日 2021/06/02

農場HACCPとは

 農場HACCPは、畜産物の安全性を確保する手法の1つです。飼養衛生管理にHACCP(危害要因分析を行い、必須管理点(CCP)を決めてリスクを管理する手法)の考え方やマネージメントの要素を取り込んだ継続的改善が図られるシステムです。
 認証については平成21年8月に農林水産省から公表された「畜産農場における飼養衛生管理向上の取り組み認証基準(農場HACCP認証基準)」に基づき、認証団体が審査を行い、畜産農場を認証しています。現在、家畜・畜産物の安全性の確保の観点から開放的な自然環境下にあることが普通である畜産農場においてもHACCP手法を取り入れた衛生管理システムの導入が求められています。

十勝牧場の取組

 畜産物(食肉)や黒毛和種種雄牛を含む育種牛群の安全性を確保するためには、生産現場における飼養衛生管理対策を徹底することが重要であると考えます。
 十勝牧場では、平成30年12月28日に「農場HACCP推進農場」の指定を受け、令和3年5月13日に「農場HACCP認証農場」として認証されました。引き続き、PDCAサイクルによりHACCPシステムを構築させ、安全な畜産物の出荷とよりよい農場作りに取り組んで行きます。
農場HACCP認証書[PDFファイル:2.8MB]
 なお、令和3年5月13日に公益社団法人中央畜産会のホームページに公表された事項は以下のとおりです。
(https://jlia-farm-haccp.jp/download/news/farm_info_ninshopr_r030513.pdf)
注)PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。
・Plan :目標を設定し、業務計画を作成すること (危害分析による一般的衛生プログラム)
・Do  :Planの段階で立てた計画を実行すること (安全な家畜・畜産物の生産)
・Check :計画に沿って実行出来ていたのかを評価すること(内部検証・情報の分析)
・Action:実施結果を検討し、業務の改善を行うこと (システムの見直し・更新)
pcda.jpgの画像
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