飼料作物業務

増殖種子の主な草種・品種の紹介

最終更新日 2021/08/30

【イネ科牧草】

チモシー

イネ科多年生牧草。
牧草の中では耐寒性が最も強い草種に属します。
北海道や東北の高冷地で栽培され、主に採草用として利用されています。収量性が高く、嗜好性に優れ出穂後も嗜好性が低下しにくいです。高温と乾燥に弱いため、夏枯れ等で永続性が低下しやすい面があります。

イネ科多年生牧草。
耐寒性が強く比較的耐暑性もありますが、温暖地・暖地では夏枯れ等から永続性が低下しやすい面があります。耐旱性、耐陰性が高く、耐湿性は低い傾向です。採草及び放牧の両方に利用されています。草丈が高く、葉幅も広いことから、地上部の乾物生産量は多いです。
出穂後しばらくすると硬くなり、栄養価、嗜好性ともに低下します。

イネ科多年生牧草。
耐寒性は特に優れますが、耐暑性はやや劣ります。トールフェスクよりやや小型ですが、根は深くまで伸展します。湿潤な肥沃地を好みます。
横に広がる草型で、主に放牧用として利用されます。

○まきばさかえ(早生)[PDFファイル:446.7KB]

 

【マメ科牧草】

アカクローバ

マメ科多年生牧草。
アカツメクサとも呼ばれ、耐寒性があり、タンパク質やミネラルの含有量が高く、チモシーやオーチャードグラス等の寒地型イネ科牧草と混播して採草利用されています

一年生の飼料作物。
栄養価(TDN)が高く乾物収量も多収です。また、熱帯から寒冷地までに適応し、我が国でも北海道から九州まで広く栽培されています。現在は耐倒伏性の強いF1品種が普及しており、大部分はホールクロップサイレージとして栽培・利用されています。
当場では、F1品種の親系統の増殖を行っています。

○ハヤミノルド(極早生)