「光平照」は平成16年3月10日の午後5時30分に鳥取牧場で生まれました。
在胎日数は289日と双子にしてはやや長めでしたが(一卵性双子は在胎日数が約7日程度短くなる傾向があります)、黒毛和種の受胚牛から一卵性双子として生まれたためか、生時体重は25kgと25.5kgとやや小ぶりでした。
その後は順調に発育し、約5ヶ月齢の時に、双子の一方(光平照)が候補種雄牛に選ばれ、直接検定を実施し、もう一方が肥育牛となり肥育を開始しました。
肥育牛の方は市販の肥育用配合飼料を用いて26ヶ月齢まで肥育した結果、BMS11、ロース芯面積61cm2、枝肉重量388.9kgと非常に良好な成績でした。
その後「光平照」はLIAJの18年現場後代検定にエントリーし、良好な成績が得られました。このことは、分割卵クローン検定を裏付けるものになったのではないかと考えており、今後フィールドでの活躍が期待されます。