独立行政法人
家畜改良センター兵庫牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、 我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

飼育方法

ヒヨコの育て方

最終更新日 2021/03/09

ここでは、平飼い鶏舎で加温装置にガスブルーダーを使用したヒヨコの育て方を紹介します。

温度

ふ化したばかりのヒヨコは体温調節が十分にできないため、温度管理が特に重要です。適切な温度が保たれていないと、育成率が低下したり成長にばらつきが生じたりします。また、ヒヨコがある程度の大きさに成長してからも、温度が低いと一か所に集まって圧死してしまうことがあるので、夜間の温度管理は注意する必要があります。さらに、軍鶏は寒がりの傾向があるなど品種によっても適切な温度が異なります。
日齢ごとの設定温度は表のとおりですが、あくまでも目安です。温度計に頼りすぎるのではなく、ヒヨコの状態をよく観察しながら温度を調節していきます。
なお、加温装置にガスブルーダーを用いる場合は、ヒヨコがブルーダーから離れすぎないようにチックガードを設置します。
ondo-settei.pngの画像

チックガード

 

ondo.jpgの画像

温度とヒヨコの状態

 

湿度

ヒヨコを受け入れてから5日間は温度が高く特に脱水しやすいため、チックガードの外の床に散水するなどして湿度を60~70%に保ちます。ヒヨコが水を十分に飲むようになれば、いつまでも湿度を確保する必要はありません。

空気の循環・換気

室内の温度を均一にするため、送風機などで空気を循環させます。また、炭酸ガスやアンモニアガスなどが溜まるのを防ぐため、室内の温度を保ちながら最低限の換気を行います。なお、送風や換気をする際はヒヨコに直接風が当たらないように注意します。

給水

ヒヨコを受け入れたら、まずは水の飲み方を教えます。給水器がニップルドリンカーの場合、ニップルの先を指先でカチカチと鳴らして興味を持たせます。また、ヒヨコを何羽か捕まえて、ニップルの先に口を付けるのも効果的です。受け入れ直後はニップルドリンカーの高さをやや低めにして、ヒヨコに水が出る場所を覚えさせます。その後は、ヒヨコの成長に合わせてニップルドリンカーの高さを調整していきます。

ニップルドリンカーで水を飲むヒヨコ

餌付け

すべてのヒヨコが一斉に餌を食べられるように、必要な数の給餌皿を用意します。ヒヨコがすぐに餌を見つけて食べ始められるように、受け入れ直後は床に紙などを敷いて餌をまく方法や、水分も補給できるように餌に水を加えた練餌(ねりえ)を与える方法があります。
  • 練餌(ねりえ)
作り方:飼料に水を加えてよく混ぜる(飼料200gに対して水100ml程度)
与え方:塊のままではなく、パラパラとほぐして給餌皿にまく
給与量:1日に数回、1時間程度で食べ切る量(残っているとカビなどの原因になる)
期 間:受け入れから3日間程度(通常の飼料を十分に食べ始めるまで)

 

給餌皿で餌を食べるヒヨコ

ヒヨコの観察・記録

ヒヨコの様子をよく観察し、ヒヨコの行動や糞の状態などから適切な環境で管理できているかどうかを確認することが重要です。また、給餌器、給水器、加温装置などが正常に作動しているかどうかも必ず確認します。そして、ヒヨコの状態、温度、給餌量、実施した作業などを記録しておくことも大切です。

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