家畜改良

搾乳牛の飼養管理

最終更新日 2023/03/22
搾乳牛を常時約300頭繋養し、ヘリンボーンパーラーで1日2回搾乳しています。
令和2年度の搾乳牛1頭あたりの305日乳量は、初産11,350kg、2産目12,996kg、3産目以上13,272kgでした。
搾乳牛の管理
搾乳牛は、左の写真のようにフリーストールで繋養しています。搾乳牛舎では、2棟合計約300頭に、TMR(混合飼料)を主体に給餌しています。

*TMR:
TMR(Total Mixed Ration)とは、飼料給餌手法の一つです。必要な飼料を混合して均質にすることにより、選び食いを抑制する効果があります。
上の写真のフィードステーション(個体別自動給餌機)を活用することにより、個体毎の泌乳量や泌乳期などに対応した飼養設計が可能となっています。
搾乳は、片側20頭、合計40頭のヘリンボーンパーラーで、1日2回(朝夕)行っています。
ヘリンボーンパーラーの搾乳牛は、個体識別を行うために足にIDタグを装着しています。このシステムにより個体毎の乳量、乳電導率、歩行数などのデータを取ることができます。
岩手牧場の牛
岩手牧場での年度別泌乳能力検定成績と生年別遺伝的能力の推移を示します。下記のグラフからもわかるように年々改良が進んでいます。
表彰等