家畜改良

種畜検査

最終更新日 2023/03/22
  1. 家畜の改良は、幾世代にもわたり正確な能力の把握による選抜と適正な交配を繰り返すことによってのみ可能なことから、長い年月と多額の経費、多大のリスクを伴うものです。また、その成果は畜産経営の安定はもとより、低価格での良質な畜産物の安定的供給を通じて広く消費者にも及ぶことから国、都道府県、民間が一体となってこれを推進することが必要となっています。
  2. 特に、種雄畜は家畜人工授精の普及により多くの雌畜との交配が可能となり、その能力のほか、遺伝性疾患が後代に受け継がれることになる等家畜の改良増殖上その及ぼす影響が大きいことから、優良種雄畜の選抜とその効率的利用は極めて重要な意義をもっていると言えます。

  3. このため、種付け又は家畜人工授精用精液の採取の用に供する種雄畜については、伝染性疾患及び遺伝性疾患並びに繁殖機能の障害を有する種雄畜が利用されることのないよう検査し、併せて血統、能力及び体系に基づき等級判定を行うことにより、優良種畜が農家に利用されるよう種畜検査を実施しています。

  4. 家畜改良センターでは、種畜検査員に任命されたセンター職員が毎年全国の牛、馬、豚の種雄畜について種畜検査を実施しています。
詳細については、センター本所「種畜検査のご案内」のページへ(センター本所HPへのリンク)