山羊の放牧に関する創意工夫事例をご紹介いたします。全部ではありませんが、当場ではエコと節約のためなるべく廃材を使用するようにしています。また、山羊だけではなく他の家畜でも工夫して応用することも考えられます。
ご関心のある方は、実物を見て頂くこともできますので、このページの下の問い合わせ先まで遠慮無くご連絡下さい。
1.作成方法
柵の縦棒と横棒の接続部はネジ等で可動式にします。柵の縦棒同士は別に支柱を差し込んで固定する様に加工します。支柱は地面に埋設するため柵高さ+αの長さが必要です。
2.使用資材
鋼材(柵の横棒、縦棒、支柱)、ネジ。鋼材は丸パイプなら軽量な柵になります。
3.材料費(参考価格)
約5千円(柵1枚当たり)
4.その他
写真の柵は1枚当たり高さ100㎝、幅200㎝程度で約7㎏なので軽トラックに搭載可能です。大人2人居れば設置も簡単です。設置は、Ⅰ.山羊を放牧させたい範囲に柵を寝かせて置きます。Ⅱ.柵と柵の接続部分に支柱を差して連結したら、柵を起こして倒れない様に支柱を地面に刺し、以降順次柵を支柱で連結してゆきます。
1. 特徴
長さ40~45㎝の棒状なので手軽に持ち運び可能です。ロープとの接続部は回転式。移動が困難な山間部での繋牧に最適です。
2.作成方法
Ⅰ.鉄芯上部に鋼材で回転式のロープつなぎ部を作成します。
Ⅱ.ロープつなぎ部の下に固定用L字鋼を水平に溶接します。
3.使用資材
鋼材
4.材料費(参考価格)
約2千円(鋼材のみ)
黄色の部分
1.作成方法
下図参照
2.使用資材
鉄芯、CDかグラインダーの古刃など、丸管
3.材料費(参考価格)
約2千円
4.その他
応用「ワイヤー式繋牧」支柱を2本離して打ち込み、その間にワイヤーをはって、ワイヤー部にロープを接続し繋牧を行うこともできます。(草より高い位置からの繋牧で草に絡まりづらい)
※ 繋牧用のロープは下記の「繋牧用のロープ」をご覧ください。
1.特徴
廃タイヤを利用しました。設置時にはホイルの穴に設置用杭を差し、地面に固定しました。小型の山羊なら杭なしでも利用可能です。縦に起こして転がせるので移動も楽です。ロープとの接続部は回転式になっています。
2.作成方法
Ⅰ.ホイル上部に、鋼材で作った回転式のロープつなぎ部を溶接します。
Ⅱ.地面設置用の杭を鋼材で作成します。もしくは類似した形状ならそれで代用も可能です。
※ 下図参照
3.使用資材
廃タイヤ(ホイル付き)、鋼材(角パイプ、鉄芯)
4.材料費(参考価格)
約5百円(廃タイヤ除く)
5.その他
平地で杭を刺す事が難しい場所での繋牧に最適です。
※ 繋牧用のロープは下記の「繋牧用のロープ」をご覧ください。
1.作成方法
Ⅰ.水槽のサイズにあわせ鋼材を溶接します。
Ⅱ.そこへ市販の鉱塩入れをネジなどで固定します。
Ⅲ.水槽が斜めにも置ける様に、鋼材などで足を作成します。(鋼材でなくとも安定した足になるものならOK)
2.使用資材
水槽(コンテナなど)、鉱塩入れ(又は鉱塩の入る入れ物)、鋼材
3.材料費(参考価格)
約1千円
4.その他
丈夫な木材でも作成可能です。
山羊運搬時
山羊積み下ろし時
排尿流出防止のため勾配のついたゴムマット