発芽検査講習会を開催しました
最終更新日 2022/01/21

 令和3年12月16日に飼料作物種苗業者等の皆さんを対象として、ISTA(国際種子検査協会)規程に基づく発芽検査手法についての講習会を開催しました。
この講習会は、国内での発芽検査技術の精度確保及び高位平準化を図り、国内で流通する飼料作物種子の高品質化を目的として、平成28年度から実施しています。
 例年は当場において開催していますが、新型コロナウィルス感染防止のため、昨年度は検査用試料の送付による模擬検査、今年度は初めてオンラインによる開催とし、種苗業者等5社から21名にご参加いただきました。
講習会では、ISTA規程及びISTAハンドブックに基づく発芽検査の各種定義・原則・検査条件・検査手順、芽生評価のポイント等の講義、長野支場における検査手順の紹介、参加者各自に予め行っていただいた事前検査結果の検証(検査者間の結果の比較)、事前検査と同一試料を用いた実習を行いました。
 参加者の皆さんからは、初めてのオンライン開催だったため「少し画像が見えづらかった」、「できれば今までどおり対面で受けたい」とのご意見をいただいた一方で、「オンラインだと社内担当者全員が参加できて良い」、「資料や説明など分かりやすかった」、「自社の検査手順の参考になった」、「来年度以降も引き続き開催して欲しい」等、様々なご意見をいただきました。
 今後もこのような場を通して国際基準に基づく検査技術の普及に努めていきたいと思います。

講義

芽生評価実習