個別研修:種子検査 株式会社ファスマックから受け入れ
最終更新日 2016/10/06

8月1~2日にかけて、株式会社ファスマックから4名の研修生を受け入れました。
(株)ファスマックは、食の安全と安心の確保を目指し、遺伝子組換え食品受託検査サービス等の食品に関する検査を行っている会社です。
長野支場は、生態系の環境を保全するために制定されたカルタヘナ法(※1)に基づき、国内に流通する飼料作物種子について、安全性が確認されていない遺伝子組換え体(Genetically Modified;GM)種子の混入の有無を検査する指定機関です。当場のGMの検査技術は、日本で初めて国際的に認定され(※2)高い評価を受けています。
このことから、今回の研修では、GM種子検査に関する品質管理方法と検査技術(検査種子のサンプリング方法、サンプリングした種子の前処理等)について研修を行いました。

※1 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律
※2 ISTAは種子の検査に関する国際基準を定め、これに適合する検査技術、設備および検査の品質維持システムが整っている検査所を認定しています。長野支場のGM検査は、2008年に日本で初めてISTAの認定を受けたところです。

ISTA規程に基づく検査種子のサンプリングの説明

GM種子検査における検査種子の前処理に関する説明