試料採取者研修 十勝牧場から受け入れ
最終更新日 2017/06/08

6月9日~12日に長野支場において、十勝牧場の種苗検定担当者1名(一般職)を対象として、試料採取者研修を実施しました。
長野支場ではISTA(国際種子検査協会)の認定検査所として国際規程に基づいた種子検査を行っています。この規程では、種子荷口から検査用の試料を採取(サンプリング)する試料採取者を研修によって育成し、登録することが求められています。
試料採取者は「一般」と「標準」に区分されています。「一般」はチェックサンプリング(実技試験)の結果が良好であること、「標準」については一般試料採取者として原則3年以上の経験があることが研修を受ける前提条件とされています。
今回の研修は「一般」の試料採取者を育成するための内容で、ISTAルールやハンドブック、長野支場の品質文書をもとに、サンプリングの原理や原則、用いるべき手順等について講義を行い、実際の種子荷口を用いてサンプリングの実習を行うとともに、チェックサンプリング(実技試験)を実施しました。
この実技試験の結果、研修者と長野支場の「標準」試料採取者が同一の種子荷口から採取した2つの試料間で、純度や発芽率に有意差がなければ研修者は「一般」試料採取者として後日登録されます。なお、前回(4月21日~24日)に研修を受講された2名については、6月2日付で試料採取者として登録されました。本研修によって、長野、十勝、熊本の各場における試料採取者のより適切な配置が図られました。

サンプリング実技試験の様子