ヨーロッパの種子検査に関する報告会を開催しました
最終更新日 2016/09/29

平成27年12月4日から15日にかけて、当場の職員がデンマーク、ドイツ、オーストリア及びイギリスのISTA認定検査所等を訪問し、実態調査を行いました。
今回の調査は、ヨーロッパのISTA認定検査所と長野支場を比較し、種子検査業務の改善に必要な情報を収集することを目的としたものです。
この調査で得た知見を関係者に広く伝達するため、3月17日に当場において調査結果の報告会を開催しました。報告会では、各検査所の運営管理、サンプリング、種子検査技術、検査の品質管理及び人材育成等の手法について報告しました。加えて、長野支場の検査施設も見学していただきました。
ご参加いただいた19名の関係者( (独)種苗管理センター、(一社)日本草地畜産種子協会、種苗会社ほか )からは、ヨーロッパと日本の検査料金の違いや人材育成の手法の違い、欧州を参考に長野支場に取り入れた検査技術について等、多くの質問が出されました。
今後も、積極的にこのような機会を設けて関係者との情報共有と交流を図っていきたいと思います。

ヨーロッパの種子検査技術について報告

当場で使用するサンプリング機器の説明

種子検査用の顕微鏡とディスプレイの説明(今回の欧州調査の結果を受けて新規に導入)

GM検査施設の説明