第2回 発芽検査講習会を開催しました
最終更新日 2017/08/31

平成29年8月25日、ISTA ( 国際種子検査協会 ) の国際規程に基づく発芽検査技術に関する講習会を実施しました。
昨年、イネ科牧草の発芽検査をテーマとして開催した際に大変好評を頂き、今回は第2回目として長大型の飼料作物(トウモロコシ、ソルガム、スーダングラス)を対象に行いました。
参加者は種苗業者4社、(一社)日本草地畜産種子協会、農林水産省から計20名で、昨年に続きご参加いただいた方もいらっしゃいました。
始めに、ISTAルールに基づく発芽検査の各種定義・原則・検査条件・検査手順等、ISTAハンドブックに基づく芽生評価のポイント、当場における具体的な検査手順の例について講義を行いました。
その後、各自に予め行っていただいた事前検査の結果について検証(検査者間の結果の比較)を行った上で、事前検査に使用されたものと同一サンプルを用いて実習を行いました。
また最後に、長野支場の種子検査施設を見学していただきました。
参加者からは、「見るべきポイントを明確に示していただいた」「正しい数を同じ規準の下に判断すれば結果が収束し、類似した発芽率を出せることを改めて感じた」「共通の目的で来た方ばかりで、身近な課題が多く出たため、一体感のある研修に感じた」「自社のやり方の見直しや原因の究明の必要性を知ることができ、大変有意義な時間だった」等、様々な感想をいただきました。
今後もこのような場を通して国際基準に基づく検査技術の普及に努めていきたいと思います。

講義

実習(ソルガム)

実習(トウモロコシ)

実習(スーダングラス)

種子検査室の説明

GM検査施設の説明