飼料生産
最終更新日 2020/12/02
飼料生産

長野支場では、山羊に与える飼料として乾牧草を生産しています。
乾牧草を生産するための畑・採草地にはオーチャードグラス、チモシー、アカクローバ、アルファルファなどの牧草を混播し、毎年2~3回の刈取り・収穫を行っています。
刈取り後の乾燥中に降雨に遭ってしまうと、養分の損失を招き乾牧草としての品質が低下するため、収穫時期には天気予報に注意を払う毎日となっています。
当場での飼料生産体系は以下の通りです。

当場での飼料生産体系

1.刈取り

モアーコンディショナーを用います。刈取りと同時に圧砕を行うため水分が蒸発しやすくなり乾草がより早く進みます。刈取った牧草はすじ状に排出されます。

2.転草

テッダーを用います。草を転がすことで上下の反転・攪拌を行い、ムラ無く乾燥させます。

3.集草

レーキを用います。乾燥終了後の梱包が行いやすいよう草をすじ状にまとめます。草の量が少ない場合は、ロスを減らすために転草と集草を繰返します。

4.梱包

ロールベーラーを用います。
1.草の拾い上げ
2.ロールへの成形
3.紐(トワイン)での結束
までが全自動で行われます。ロール1つで約200kgです。

5.運搬

グラブを用います。トレーラーへ積込み、格納施設へ運搬します。油圧式の加重計を搭載したトラクターを用い、トレーラーへの積込み時に重量の計測も行います。

6.格納

3段積みにして格納します。3段積みにした際の全高は3mを超えます。現場職員の熟練した技術が光る一瞬です。