飼料作物育種現地検討会において、ほ場見学を受け入れました
最終更新日 2017/03/30

2007年(平成19年)8月30日、31日に飼料作物育種現地検討会が開催されました。本検討会は、飼料作物育種関係者が主な参加者であり、各草種の育種の現状についての見識を深めるとともに課題を取り上げ、今後の育種に活かすことを主な目的とし、毎年全国各地域持ち回りで開催されています。今年は約50名の参加者がありました。
長野牧場では、国内で育成された飼料作物種子の増殖・配布を行っており、長野県畜産試験場で育成されたソルガム、中信農業試験場で育成されたとうもろこしの種子増殖を実施しています。(飼料作物の育種から増殖までのおおまかな流れは、家畜改良センターのサイト内「業務の紹介」→「飼料作物種苗の増殖」からご覧頂けます)
今回、当場では、実際の種子増殖現場を見ていただこうということで、とうもろこしとソルガムのほ場見学を受入れました。加えて、種子収穫作業及び収穫後の乾燥、脱粒(※1)、精選(※2)作業において、より効率的な作業を行うことを目指し当場で製作した機械類の紹介を行いました。
※1)ソルガムであれば、穂から種子をはずす作業
※2)種子に含まれる夾雑物(茎などの稈)、異種子を除き、種子純度を高める作業

ソルガム収穫機。トラクターの前方に取付け使用。ソルガムの穂を抱き込むリール、茎から穂を切り取る刃、穂を運搬するバケットから構成されています。

ソルガム採種ほ場の視察