イネ科牧草種子の収穫が始まりました!
最終更新日 2018/06/22

6月も半ば過ぎ、じめじめした梅雨の季節が全国各地で始まりましたが、家畜改良センター長野支場ではイネ科牧草種子の収穫の季節が始まりました!
 
 長野県佐久市に位置する長野支場では、日照時間が長く降水量が少ないといった恵まれた気象条件のもと、東京ドーム21個分の敷地を活用して、日本の気候風土に合わせて育成された牧草品種のもと種子の生産を行っています。

 今年の冬は平年に比べ気温が低く、さらに降水量・降雪量ともにかなり少なかったことから、干ばつによる生育不良が懸念されていました。しかし4月以降天候に恵まれ、適度な降雨と日照により順調に生育し、無事収穫シーズンを迎えることができました。

 収穫が早すぎれば発芽率の低い未熟な種子となり、遅すぎれば自然脱粒による減収を招くこととなります。品質と収量を兼ね備えた理想的なタイミングを見極めることは難しい上に、梅雨の季節と重なるため、天候と相談しながらの作業となります。時には急な判断で収穫を始めることもあり、職員一同目の回る忙しい1日を過ごすこととなります。

 今年度収穫するイネ科牧草はイタリアンライグラス5品種、オーチャードグラス1品種、トールフェスク1品種です。収穫は7月の初旬まで続きます。運が良ければ大型コンバインが収穫のため走り回る姿を見ることができるかもしれません。

 今年度最初の収穫は梅雨の合間の晴れ、佐久地域らしいからっとした気持ちのいい天気となりました。今後も安全第一に作業を行い、高品質な種子の生産を確実に行っていきます。

コンバインによる最初の収穫は梅雨の合間(6月19日)に行いました。