国産採卵鶏を守る緊急集会について
平成20年7月4日(金)、JAホール(千代田区大手町)において、「国産鶏を守る緊急集会」が開催されました。これは、消費者と生産者が共に国産鶏を守るということについて共感の輪を広げるための集会で、特にパルシステムなどの消費者団体の参加が多く、約300人もの人々が結集しました。

同集会では、生産者と消費者が一緒に「『種』からの食の自給」を考え、お互いに理解し合い、国産鶏の維持、拡大を働きかけようという共通認識が醸成されました。
開会挨拶では、会田共同養鶏組合の中島学組合長理事から国産鶏の「種」の重要性に関するお話があり、生産者等による講演や報告では飼料高騰となっている現状から、今後の国産採卵鶏をどのようにしていくかなどについてのお話がありました。また、こだわりと実践報告、持続可能な生産と消費を実現していくための方策など盛りだくさんな内容で熱心に聴き入っておられる人々が数多くおりました。

パネル展示では、株式会社後藤孵卵場、農事組合法人トキワ養鶏、BM技術協会、家畜改良センター岡崎牧場等が出品し、随所に消費者の関心の高さを窺わせる場面を見ることができ、消費者や生産者の方々の熱心さは食の安全・安心に対する関心の高さと一致しているものと思われました。
講演と報告

    国産鶏とは
      (米田勝紀場長(独立行政法人家畜改良センター岡崎))

    MADE IN ジャパンの底力-養鶏業界が元気になれば日本も元気になる-
      (野田裕一郎専務取締役(株式会社のだ初))

    美味しさへのこだわりと循環型農業経営
      (西垣源正代表(西垣養鶏場))

    発酵飼料の技術と実践活用
      (向山茂徳代表取締役社長(農業生産法人黒富士農場))

    国産(鶏種)鶏卵の生産価格掲示の提案
      (赤座茂樹氏(農事組合法人旭愛農生産組合)

講演風景(写真:左)と展示風景(写真:右)
 参考資料
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