牧草のジーンバンク
最終更新日 2025/07/08

 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部 遺伝資源研究センター(旧 農業生物資源研究所)が中心となり、農業生物資源ジーンバンク事業(植物遺伝資源部門、動物遺伝資源部門ほか全4部門)を行っており、家畜改良センターは、植物及び動物遺伝資源のサブバンクとなっています。

 十勝牧場では、植物遺伝資源の保存に係る牧草種子の再増殖および栄養体保存を行っています。

種子再増殖

 当場内の隔離ほ場において、毎年3草種6系統の種子の増殖を行っています。
 同草種の場合は花粉の交雑の危険性があるため、最低200mの隔離距離を確保しています。

栄養体保存

 4草種198品種の牧草について植物体の状態で保存を行っています。保存株は遺伝資源の確保に加え、新たな品種の育種素材として活用されています。

 ケンタッキーブルーグラス(84品種)
 トールフェスク(30品種)
 オーチャードグラス(60品種)
 アルファルファ(24品種)