十勝牧場では、日本国内で飼養されている希少なめん羊品種の遺伝資源を凍結精液の形で収集・保存しています。
現在、十勝牧場で保存している品種は以下のとおりです。
めん羊のジーンバンク
最終更新日 2019/07/04
コリデール種(Corriedale)

・メリノ種に英国長毛種を交配して作られた
・体重は雄が80~110kg、雌が60~70kg
・産毛量は6.0~10.0kg、毛長は10~15cm、番手は50~58S′
・わが国の歴史の中で最も多く飼われた品種で、性質温順、環境適応性も高く、非常に飼いやすい
マンクス ロフタン種(Manx Loghtan)

・雄雌とも2~4本の角を持つが、まれに6本や無角のものもある
・体重は雄が平均58kg、雌が40kg
・産毛量は1.5~2.0kg、毛長は8~12cm、番手は48~50S′
フィニッシュ ランドレース種(Finnish Lnadrace)

・体重は雄が70~90kg、雌が55~80kg
・産毛量は1.8~3.6kg、毛長は7.5~15.0cm、番手は50~60S′
・産子数が多いことが本種の特徴で、2~4子を産むことが多い
チェビオット種(Cheviot)
・体重は雄が80~90kg、雌が55~70kg
・産毛量は2.0~4.5kg、毛長は10~12㎝、番手は48~56s′でツィードに向く
ドーセット ホーン種(Dorset Horn)
・体重は雄が100~120kg、雌が70~85kg
・産毛量は2.5~3.5kg、毛長は6~10㎝、番手は54~58s′
ロマノフ種(Romanov)

・体重は雄が68~80kg、雌が45~50kg
・産毛量は1.2~1.7kg、毛長は10cm程度、番手は48~56S′
・周年繁殖が可能で産子率も165~250%と高い
テクセル種(Texel)

・体重は雄が100~120kg、雌が60~85kg
・産毛量は3.5~5.5kg、毛長は8~15cm、番手は45~56S′
・産肉性に優れ、枝肉歩留まりは55~60%
シュロプシャー種(Shropshire)

・体重は雄が平均100kg、雌が平均75kg
・産毛量は2.8kg、毛長は10~15cm、番手は54~56S′
・ダウン系種の中では最も多産で、産子率は175%
ブラックフェイス種(Blackfac)

・雄雌ともに有角で、顔と四肢に黒斑がある
・体重は雄が60~70kg、雌が55~60kg
・産毛量は2.0~3.0kg、毛長は20~30cm、番手は28~40S′でカーペットに向く
メリノ種(Merino)

・世界各国で良質羊毛の改良に用いられ、ランブイエ・メリノやオーストラリアン・メリノなど、多くのメリノ系種が作出されている
フライスランド種(Friesland)

・乳量が多く、1泌乳期で600~1,000kgを生産する
・体格は大型で、雄は120kg程度となる
・産毛量は4.0~6.0kg、毛長は10~15cm、番手は52~54S′
ノーフォーク ホーン種(norefolk Horn)
・イギリスのノーフォーク州やサフォーク州で飼育されていた在来種で、サフォーク種の造成に用いられた。
・産毛量は1.5~2.0kg、毛長は7~10cm、番手は54~56S′
・産毛量は1.5~2.0kg、毛長は7~10cm、番手は54~56S′
ラフ フェル種(Rough Fell)

・雄雌ともに有角で、風貌はブラックフェイスに似ているが体格は本種の方がやや大きい
・産毛量は2.5~3.5kg、毛長は20~30cm、番手は32~40S′でカーペットに向く
ヒルラドナー種(Hill Radner)
・イギリス原産の丘陵種
・顔は暗褐色で斑紋があり、雌は無角であるが雄には角がある
・体重は雄が100kg、雌が70kg
・産毛量は2.0~2.5kg、毛長は8~14cm、番手は48~56S′
・顔は暗褐色で斑紋があり、雌は無角であるが雄には角がある
・体重は雄が100kg、雌が70kg
・産毛量は2.0~2.5kg、毛長は8~14cm、番手は48~56S′
ジャコブ種(Jacob)

・白と黒褐色のまだらの羊毛が特徴で、角は2~4本であるが、6本または無角のものもある
・産毛量は2.0~3.0kg、毛長は8~17cm、番手は44~56S′
ポール・ドーセット種(Poll Dorset)
・体重は、雄80~93kg、雌60~70kg
・繁殖季節が長く、2年3産が可能。