独立行政法人
家畜改良センター鳥取牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

黒毛和種の一卵性双子の話(5回目)

【2】 一卵性双子の相似性について


  一卵性双子は遺伝的に全く同一で、従っていろいろな点で非常に似ていると考えられます。牛でもこの非常に似ているということを前提に一卵性双子を利用しようと考えています。そこで、この相似性(似ているということ)ということについて考えてみます。


DSC007390001の画像
2-a-1.相似性 <1>

  一卵性双子は遺伝的に全く同一ですので、顔や体型、発育性、肉質など様々な点で2頭は似ていると考えられます。

しかし、飼養される状況が違えば結果は違ってくるのは当然です。

人の指紋にたとえられます鼻紋やホルスタイン種の白黒の斑紋は一卵性双子でも全く同一とはいえず、生まれる前の母胎環境が影響しているといわれています。

発育についても一方が病気にかかるなどすると異なってきます。従って、双子の相似性を利用しようとするならば、いかに飼養環境を揃えていくかがポイントとなります。

例えば肥育試験に用いるのならば肥育開始まではできるだけ同一条件で飼養する必要があります。また、どの程度条件を揃えれば相似性が保たれるかということも重要になってきます。

(鳥取牧場業務課 小西一之)

 

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